あわせ買い対象
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| 内容 |
令和7年産 新潟県秋山農場産 玄米・コシヒカリ5Kg×2袋
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重量・ 容量 |
約10kg
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| 発送 |
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| 種別 |
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| 産地 |
新潟県
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賞味期限 / 保存方法
発送から90日間
常温ですが、寒暖差を避けて冷暗所で保管をお願いいたします。
商品説明
味
甘みがあり、冷めると更に甘みが増します。
玄米だけで炊いて食べても、抜群に美味しいのですが、小豆や雑穀を足すと、更に栄養価が増します。
栽培・生産のこだわり
土づくりに力を入れています。
EM菌、米ぬかを田んぼに撒くことで、
微生物を増やし、
柔らかく温かい土づくりを行います。
半不耕起栽培イネの根を力強く育てます。
イネの持つ力を充分に引き出して育てています。
【 農薬の使用について 】
■およそ8割減 になります。
新潟県上越地方の慣行栽培の農薬成分数は、
「18」(県が推奨する農薬の成分数)
それに対して、アフコ秋山農場の「Riki-Saku」に
使用する農薬成分は 「3~4」です。
農薬成分数は、数字が大きくなるほど
→「農薬を使っている量が多い」
→「米に農薬が残留しているリスクがある」
と、考えます。
普通に作ると「18成分もの農薬」を使うわけです。
(慣行栽培といいます。)
調べたら「特別栽培」というものでも「9成分」でした。
ヒエー!
私たちは農薬を減らして育てるのが普通になっていて、標準的な栽培指針を確認したり、他の生産者と比較してはじめて、いったい、自分たちがどのくらいのレベルなのか、気が付きます。
こうして見ると、「普通はそんなに使うんだ」
「特別栽培ですら、私たちの2倍以上使っているんだ」と、本当に驚きます。
タネの時に農薬を使い、苗を育てるときにも使い、
田植えの時にも使い、根付いたらまた使い、
大きくなったら使い、実が付いたらまた使い、
収穫前にも最後に使い・・・、ということです。
当然ですが、作り方(栽培レシピ)が、決定的にちがうわけです。
私たちは、農薬を全く使わないことを目標にしているわけではありません。
むしろ、同じ生き物の仲間として、
心地よい環境を作ることを、心掛けています。
■そもそも農薬って、何?
私たち人間も、病院や薬局で薬を買います。
あれと同じで、イネを栽培するうえで、
植物の生命・健康を守るための薬です。
イネの現場で使うのはざっくりと3種類。
「除草剤」「殺虫剤」「殺菌剤」と分かれます。
アフコ秋山農場の「Riki-Saku」に
使用する農薬は「除草剤」のみです。
「除草剤」田植え直後に1回だけ散布します。
この時、本田全体に「3成分」使用
どうしても雑草が繁茂して、
イネが弱る田んぼには、
部分的に「1成分」使用する場合あり。
「殺虫剤」過去20年全く使っていません。
「殺菌剤」原則使用しません。
過去20年で、1ヶ所。1回だけ使用。
(ある田んぼでイネに病気の斑点が散見されたため)
「打たれても、踏まれても死なない」雑草とはちがって、栽培作物は品種改良を重ねていますので、
実は、生物的には軟弱です。
収穫量がたくさん取れるように設計されています。
人間の経済を優先にした種類ですので、
当然ですが病気などに弱く、すぐ死にます。
換金作物としてイネを育てている以上、
また、どんなに頑張っても、1年に1作しか作れない以上、生産者としては、イネが死ぬことは、絶対に絶対に避けたい。
そこで、なんとか収入を確保するために、
農薬を使うことになります。
■ほとんど農薬は使いません。
新潟は、雨や雪がたくさん降る地域です。
つまり、夏も冬も湿度が高い。
それに、イネが育つ夏場は、相当に暑いです。
北陸や北日本と呼ばれることもありますが、
沖縄の夏よりも、気温は高いです。
気温が高くて、湿度も高いとなれば、
ムシムシ、ジメジメ、病原菌だって増えますし、
蚊に代表されるように虫だって元気・活発になります。
したがって、他の地域に比べて、
「病気や害虫への対策が必要」です。
さらに、コシヒカリは品種改良のときに、
食味に「全振り」した品種なので、
病気にも、害虫にも、とても弱いのです。
どうして、もう少しだけでも病気や害虫に負けない品種に作れなかったのか、
育種にたずさわった人たちはどういう思いで作ったのかと、不思議になるほどです。
葉っぱが軟らかすぎて、害虫にすぐ食われます。
病原菌が入ったら、あっという間に広がります。
その、草の丈も長すぎて、高身長ですぐ倒れます。
コシヒカリは、なんといっても味が良いのですが、生物的にとても弱く、栽培がむずかしいのです。
したがって、高齢化のすすむ農業の現場では、
「本場」新潟であっても、
コシヒカリの作付けは年々減っています。
そんななか、農薬を減らすのは、かなりのリスクになりますが、なんとかかんとか、やってきました。
研究と試行錯誤の繰り返しです。
今では独特の農法と、丁寧な栽培管理をすることによって「病気や害虫にイネがやられる」問題をクリアしています。
■なぜ、農薬を使わないのですか?
除草剤は、草を殺します。
殺虫剤は、虫を殺します。
殺菌剤は、菌を殺します。
強い力です。当然散布するときには、
散布する「人間」も、農薬を吸い込みます。
人間の身体に悪いです。
イネにも、悪いと思いませんか?
だからと言って「農薬は悪だ!」とまでは、いいません。やっぱり、使えば栽培は楽になります。
そして農薬は、まさかの時の安心でもあります。
突然の病気の蔓延や、
害虫の大量発生や、
異常な雨続きで、太陽の光が少ない、など、
「イネが本当に病気になったのなら、
対処療法として使用するのはあり、だとと思います。
ただし、イネは私たちにとって、仲間であり、家族なので、その頭から農薬を振りかけるようなことは、積極的にはやりたくありません。
私たち人間だって、積極的に農薬を浴びたくはありません。
農薬の散布前提でなくても、イネは育つ、と考えていますし、
また、実際に育ててきました。
「不思議ちゃん」コシヒカリでさえも、そうやって育てています。
イネの妊娠期を過ぎたあとに散布する農薬は、
収穫されたコメに残留している可能性が否定できません。
もちろん、製薬会社の治験を経て商品化されているので、
説明書の通りに使うかぎり安全性は十分に担保されているはずですが、
それでも、残留農薬の問題がなくなったわけではありません。
特に、おコメの場合は、玄米の表層に多く残ることが知られています。
したがって、普段から、精白米でなく、玄米、分づきでご飯をおコメを召し上がってらっしゃる方は、
ご自身の健康のためにも
特に、農薬についてお調べすることをおススメします。もちろん、精白米を普段食べている方でも、注意が必要です。
■イネが健康ならば、薬はいらない
イネが健康に力強く成長しているならば、
「薬」は、「必要ない」のです。
ならは、「イネを健康に保つ」ことに全力を注げば、
「農薬は減らせる」ではないか、と考えます。
人間も、健康で元気なときには、
日常的には薬を必用としないように、
イネだって健康で元気ならば、農薬不要でしっかり育ちます。
では、イネの健康って、何なのということになりますが、イネをひたすら観察すれば、わかります。
毎日、家族の顔を見るのとおなじように、
心をグーっと寄せて、ながめれば、
お医者さんでなくても、病気かどうかはわかります。
きのうは何を食べたかな、
昨夜はよく眠れたかな、
疲れてるのかな、なにかストレスがあるのかな、
そういう風に、観察することは
それほど高度なレベルのことではありません。
イネを家族だと思い、イネと共存して生きると考えるだけで、農薬はそれほど要らなくなりました。
健康でさえあれば、自然に育つものです。
ケミカルなちからも、マジカルなちからも、頼らずに済むのです。
自然のちからで、生命はつむがれていくのです。
■スパルタな愛情栽培
苗を「ちょっと寒い環境で」
「肥料は少なめ、ハングリー気味に」
「茎を押したり曲げたりして、育てる」
田植え後も「ちょっと、ストレスをかけて育てる」
風通しの良い、株数も少ない状態で、伸び伸び育てる。
秋に実が付くのは、葉っぱの一番上、地上部分です。
ですが、一番目がいく「実」の部分よりも、
見えないところのある地下の部分、「根っこ」がとても重要です。
植物の土台は「根」にあって、結実した実は、最後の結晶です。
「根っこ」がしっかり育つイネは、
茎も葉も、最後の実も、しっかり育ちます。
じゃあ、どうすればしっかり育つの? となりますね。
それは、ちょっとだけ「負荷」をかけて、
イネが本来持っている生命力を引き出すのです。
例えば、田んぼは、ごく浅く表面しか耕しません。
田植えされたイネは、思いのほか地中が硬いので、
根っこを伸ばそう、根っこを伸ばそう、と必死になります。
そのため、結果的に根が土をしっかりとつかむことになります。
特別なことをするわけではありませんが、
ちょっとだけスパルタ。
イネは、懸命に生きようと頑張ります。
イメージは、水も肥料もたっぷりの水耕栽培ではなく、野生化した竹のような力強さです。
生命力がみなぎる植物です。
もっと言うと、人間がイネを「育てる」なんておこがましい。
人間は「イネが勝手に育つ」のを待つのです。
イネを信じて、イネが厳しい環境に打ち克つの待つのです。
毎日、田んぼをグルグル歩いています。
田んぼはAIに管理させよう、
水やりもITで管理しよう、という時代になりました。しかし、子育てもAIに任せよう、という人はほぼいません。
家族だから、機械ではなく人間が関わるのです。
「毎年、初めてのことばかりの一年生」
毎日、田んぼをグルグル歩きます。
イネと向き合うのが、仕事なのです。
イネとともに生きること、共存するのが私たちの仕事なのです。
アジアで人間とイネは2000年も一緒に生きてきました。イネがあったから、人は生きてこられたのです。
イネは管理する対象ではありません。
愛情を持って共存する仲間だと思っています。
■収穫後は、「玄米で低温管理」と「モミ保管」を
して、品質を保って保管しています。
精米の際には、色彩選別、石抜き機使用、小米選別で、粒のそろったお米を真空パック包装しています。精米したての新鮮なお米を真心こめてお届けします。
産地の特徴 米どころ新潟の豊富な雪解け水で育てています。
品種の特徴 弊社栽培のコシヒカリです
保存方法など
冷暗所での保存をお願いします。真空パックですが、一カ月程度を目安に食べきっていただけると最後まで美味しく召し上がっていただけます。