熊被害で思うこと
2025/12/01
自然と対話して来た小規模農家として言いたい。これは人災です。

政府が抜本的な対策を行ってこなかったからです。何十年も放置して来た結果です。水際での銃器による処分は対策ではなく対処療法にしか過ぎません。銃器では何の解決にもなりません。

国土の66%が森林。内、約41%人工林(針葉樹約40%)、針葉樹林が国土面積(約378000k㎡)の約26%(約100000㎢)あります。針葉樹とは杉、ヒノキ、カラマツ等です。これを条件付きの国債毎年3兆円で国内過剰針葉樹を買い取り伐採跡地に食料樹木を植林するんです。効果が出始めるまでに4、5年かかるでしょう。伐採、植林の時期があるので今から始めれば来年秋から森林組合は現場で動きます。何年も議論とか茶番をやっている内に職人がいなくなりそれも不可能な時代になります。そうなれば…

被害の多い県、地域の樹種の割合を調べればもっと明確になるでしょう。詳しくは食べチョク外のサイトやSNSで書き残したのでここでは触れるだけにしておきます。外部誘導は規約違反ですし、誘導目的もないのでここまでにします。

私は十年以上前から先でどういう事態になるのか分かっていたのでそれに関して十年近く前に、ある林産物を仕込んでいます。勘の鋭い方ならすぐに分かると思います。ブログか告知にてその商品も紹介します。来春からそろそろ出荷できそうな量に到達して来ましたので。

水際で人命のために汚れ仕事をするハンターの方々を否定する意味は一切ありませんが、ハンターを一人増やすぐらいなら動物達が食べる食料樹木を1本でも植えた方が建設的です。子供でも分かることです。

仮想現実の防衛に60兆も出すのに現実の防衛の土台、基本、肝心カ・ナ・メの治山治水と水と国内食料の安全保障を何十年もほったらかし農業保護と人材育成もしてこなった。現実の結果として離農者はとめどなく増える一方。食料を他国に依存している時点ですでに戦術でやられており、防衛にはなっていません。水源地を明け渡すとかはあってはならないことですが…現実の防衛費に年間3兆円、不可能とは言わさせないです。熊だけでなく、野生動物全体の被害、経済効果と花粉症対策にもなります。

人と野生動物が共存し自然と調和することは可能です。エゴをとるか自然との調和をとるかは権力者次第です。

この投稿をした生産者

香川県 仲多度郡まんのう町

阿讃きのこ屋

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