お茶を美味しく入れるための4つのポイントのご紹介!
2024/03/09
こんにちは!
お茶のながやです。

お茶の味を決めるのは、茶葉の種類もありますが淹れ方によるものも大きいです。
今回はそのポイントを簡単にですが、4つご紹介いたします。

■茶葉の量(味の濃さ)
お茶一人分の湯量は【70-100ml】ほど、それに対する茶葉の量は【3-5g】ほどになります。
玉露など茶葉量と湯量を減らし、トロリとした飲み口を味わうものもあります。
多く入れるほど、濃くなりやすいです。2-3煎もしっかり楽しみたい場合、気持ち多めがおすすめです。
ティースプーンが約3gほど計量できます。
複数人分淹れるときは、一人分あたりを2gほどにしても大丈夫です。

■お湯の量(味の濃さ)
お湯の量は一人分【70-100ml】ほどが目安になります。
少ないほど濃い風味になり、少ないほど薄めに、お好みでご調節ください。
湯呑に一度注ぐことで、「計量」と「湯冷まし」が行えます。
複数人淹れる際は、「廻し注ぎ」といって、数回に分けて注ぎきると味のバランスが取れます。

■湯の温度(お茶の風味)※重要
お湯の温度によって、「渋味、苦味、甘味、旨味、香り」などの風味が変わります。
これは温度によって、成分の溶けだし方が違うためです。
「旨味甘味」:アミノ酸 低い温度で抽出されます
「苦味渋味」:カテキン、カフェイン 高い温度(80℃以上)で抽出されます。

低めの温度(50-70℃)で淹れると、「旨味や甘味」をしっかり感じる味わいに
高めの温度(80-90℃以上)で淹れると、苦味や渋味を感じる味わいになります。
温度を調整することで、お好みの味わいに調整できます。
お茶の種類によって「この温度がおすすめ!」などもあります。

2煎目は、少し温度を高めても美味しく飲めますよ!

■浸出時間(風味、味の濃さ)
茶葉はお湯を淹れた後、葉が広がりお湯に成分が広がります。
淹れる前に、茶葉の広がりを確かめてみましょう。
一般的なお茶(70℃ほど)の抽出時間は60秒ほどと言われています。
「茎茶や粉茶」は短い時間で、「玉露」は長い時間でなど差異はあります。

湯温が高いほど短い時間で成分が出て、低いほど時間がかかります。
2煎目以降は、葉が開いているので短い時間で楽しめます(10-20秒ほど)

この時間がお茶を楽しむ大切な時間だと思っています。
自分のために時間をかけて、美味しい一杯を飲むこと。
お客様のために、丁寧に時間をかけて淹れること。
ぜひ楽しんでくださいね。

まとめ
お茶の淹れ方に「正解」はありません。自分に合うように淹れればいいと考えています。
なので、温度にも量にも幅を持たせてあります。
この温度!この時間!この量!などすべての方に合う淹れ方はありません。
その日の体調や気分でも味は変わります。

しかし、お茶にも個性があり、淹れ方によってその個性が伸びます。
甘味が美味しかったり、旨味が豊富だったり、苦味渋味がでづらいお茶など。
今回のポイントを気にしてみて、自分に合った淹れ方をお試しくださいね。

この投稿をした生産者

愛知県 西尾市吉良町

お茶のながや

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