【種子の供給】
2025/03/18
大和川ファームでは山田錦のみ種採りを行い次年度の作付けに利用しています。

なんて書き出せば聞こえは良いのですが隣県に山田錦の種生産者が皆無なんですよね。

福島で初めて、恐らく東北で初めて山田錦の栽培を始めたのが大和川ファームと大和川酒造の契約栽培生産者団体。
県の銘柄米になる前より栽培を始めており、幸いにもここ数年は栽培も安定してまいりました。

しかし山田錦の生産の中心は今でも播州兵庫県。
基本的に西の品種であり種の供給も西日本。徳島や福井から種の購入は行っていますが栽培が滞ることのないよう保険をかけて種の保存を行っています。

とはいえ種採り農家には種採り農家の技術があるらしく市販のものには及びませんね。
雑草の種や茎などが入り混じっておりますが目視で取り除けるものは取り除き塩水選で選抜し工夫しながら利用しています。
収穫後の乾燥など自らの種採り方法を改善していくとともに県内や隣県での種の供給体制が確立されることも切望します。
大和川ファーム

種採り農家は田んぼに入って稲穂の黄熟を確認し鎌で手刈りして選抜し…と本来は現代の機械作業とは別次元の苦労があると聞きますね。
さすがにそこまでは手がかけられないというのも本音なのですが…
ちなみに大和川の使う種籾の供給地は県内、新潟、富山が中心です。種の品質は供給地の気候の影響も受けることがあり、昨年の種は一昨年の旱魃の影響で質があまり良くはありませんでしたね。米作りは皆さんの口に入る2年前から始まっていると言っても過言ではありません。

ムラッチ

大和川酒造さんのお酒「弥右衛門」ですね。10年ぐらい前に福島の旅行(喜多方ラーメンを食べに)で言って弥右衛門のお酒を買ったことあります。懐かしく思い出しました。でも、大和川ファームさんが酒米を作っていたこと知らなかったです。福島には美味しい日本酒ありますね。私は日本酒大好きで旅行の時は必ずその場所の地酒を買ってきてます。

大和川ファーム

一度ご来訪いただいていたのですね。
そうですね大和川酒造のお酒のお米はすべて弊社で生産しております。
売店にいらしていただいたのであれば展示にも弊社のことも書かれていたかもしれませんね。
隠しているつもりもないのですがこのアイコンもミルキークイーンの商品アイコンにも弥右衛門の文字が入っています。
令和3年にすべての酒用のお米の自社生産が行えるようになってからは食べる用のお米の販売にも力を入れています。
今後ともよろしくお願いいたします!

この投稿をした生産者

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