
能登半島の先端能登町で30代の若い生産者で野菜づくりをしています。米どころの北陸のイメージがあるかもしれませんが、実は日本海に突き出た能登町ではその影響で汐風をたくさん浴びてミネラルたっぷりの美味しい野菜がとれます。あまり知られていない隠れた美味しいがある能登野菜。是非ご賞味ください。
能登半島の先端能登町で30代の若い生産者で野菜づくりをしています。米どころの北陸のイメージがあるかもしれませんが、実は日本海に突き出た能登町ではその影響で汐風をたくさん浴びてミネラルたっぷりの美味しい野菜がとれます。あまり知られていない隠れた美味しいがある能登野菜。是非ご賞味ください。
年間通して寒く、降水量も多い能登。そして扱いの難しい赤土。野菜にとって栽培が難しく手間暇も倍かかる地域であえて野菜をつくる理由は”だからこそ希少で美味しい野菜が育つ”からです。生産性は雪もなく年間通して収穫できる太平洋側以南の産地には勝てません。しかし、厳しい環境だからこそゆっくりじっくり育つ能登野菜の旨味を知ってほしいからです。
日本は2015年に人口が減少に転じましたが奥能登は60年間人口が減り続け、以前の半分となった地域です。高齢化率も45%を超え消滅可能性自治体とも言われており未来の日本の姿とも言われています。しかし、その中でも生まれてくる子どもたちに自然豊かでそれと共に暮らす生き生きとした地域を残したい。私たち若い生産者が頑張れる使命感はそれだけです。
私たちの手入れする土は赤い色をしています。赤土と呼ばれる粘土質の土は保水率が高く、雨天後は硬くしまりそれが生産性が低いと言われる一つの所以です。しかし、その反面様々な栄養を長く沢山保有する効能をもっており、それが奥ゆかしい旨味をもつ野菜に変換されます。
私たちはそれをさらに強化すべく、緑肥や鶏糞を撒いて力強い土を作っています。
私たちは能登の風土により育まれた野菜そのものの味が魅力的だと信じています。素材の味を感じやすいシンプルな単品調理でも美味しいと思っていただけるよう日々畑と向き合っています!