1個100万円のリンゴが陸奥新報に掲載しました。
2025/08/14
2025/8/1 金曜日 陸奥新報(青森県の新聞社)
こちらでも確認ができます(陸奥新報社のページです)。
https://mutsushimpo.com/news/vps7nc5f/
以下、記事内容です。
1個100万円のリンゴ、弘前の農園が挑戦
青森県弘前市前坂のまさひろ林檎園は今年新たに「1個100万円」のリンゴ販売に乗り出す。同農園は農薬使用を最小限に抑えたこだわりのリンゴ栽培を行っており、その中でほんの一握りの究極のリンゴをえりすぐる。工藤昌弘代表(57)は「リンゴの価格は流通の値段に合わせて決まってしまうが、本来はさらにずば抜けていいものがある。挑戦ではあるが、もっとリンゴの価値を上げたい」と新たな一手に出る。
同農園は90年近い歴史を持ち工藤代表は3代目。2013年に法人化した。園地は現在、東京ドーム2個分の約10ヘクタールで、近年の災害多発を考慮し市内11カ所にリスク分散して経営。「ふじ」や「トキ」をはじめ、蜜が多く首都圏などで人気の「こうとく」など希少品種も含め約20品種を栽培、アルバイトも含め社員14人が栽培に精を出している。
リンゴ作りには多くの人手が必要だが、同農園は〝特別栽培並み〟に農薬利用を抑えているため手間暇は膨大。それでも安心でおいしいリンゴ作りへ挑戦を続け、今は土壌作りでは野菜で効果が実証されているというホタテ残さに納豆菌、酵母菌を加えたものを試験的に活用すなど、こだわりは園地の随所に見られる。
想像を超えた手間暇をかけて作られたリンゴたち。「1個100万円」のリンゴはその全ての中から、大きさ、形、味など究極のものだけをクレジットカードのランクになぞらえ「ブラックリンゴ」として10セットを用意、続くプラチナは3個で88万8888円(30セット)、ゴールドは5個で30万円(50セット)=いずれも税抜き価格=。
今回の背景には、横並びではなく「稼げる農業」をどんどん目指すべきという思いがある。工藤代表が農園を継いだのはリンゴ価格が原箱(20キロ)2000円台にまで落ち込んだ時代で「とても生活できる状況ではなかった」。工夫を凝らし、20年からは先駆的にインターネット販売にも着手。こだわりのリンゴ作りと併せ、10年をかけてネット販売一本にシフトし、今では7割がリピーターだ。
「リンゴ栽培をもっと面白く、若い人にとってもっと魅力あるものに」。弘前市が誇るリンゴを次世代へとつないでいきたい考えだ。
予約、問い合わせは、同農園ホームページから。
こちらでも確認ができます(陸奥新報社のページです)。
https://mutsushimpo.com/news/vps7nc5f/
以下、記事内容です。
1個100万円のリンゴ、弘前の農園が挑戦
青森県弘前市前坂のまさひろ林檎園は今年新たに「1個100万円」のリンゴ販売に乗り出す。同農園は農薬使用を最小限に抑えたこだわりのリンゴ栽培を行っており、その中でほんの一握りの究極のリンゴをえりすぐる。工藤昌弘代表(57)は「リンゴの価格は流通の値段に合わせて決まってしまうが、本来はさらにずば抜けていいものがある。挑戦ではあるが、もっとリンゴの価値を上げたい」と新たな一手に出る。
同農園は90年近い歴史を持ち工藤代表は3代目。2013年に法人化した。園地は現在、東京ドーム2個分の約10ヘクタールで、近年の災害多発を考慮し市内11カ所にリスク分散して経営。「ふじ」や「トキ」をはじめ、蜜が多く首都圏などで人気の「こうとく」など希少品種も含め約20品種を栽培、アルバイトも含め社員14人が栽培に精を出している。
リンゴ作りには多くの人手が必要だが、同農園は〝特別栽培並み〟に農薬利用を抑えているため手間暇は膨大。それでも安心でおいしいリンゴ作りへ挑戦を続け、今は土壌作りでは野菜で効果が実証されているというホタテ残さに納豆菌、酵母菌を加えたものを試験的に活用すなど、こだわりは園地の随所に見られる。
想像を超えた手間暇をかけて作られたリンゴたち。「1個100万円」のリンゴはその全ての中から、大きさ、形、味など究極のものだけをクレジットカードのランクになぞらえ「ブラックリンゴ」として10セットを用意、続くプラチナは3個で88万8888円(30セット)、ゴールドは5個で30万円(50セット)=いずれも税抜き価格=。
今回の背景には、横並びではなく「稼げる農業」をどんどん目指すべきという思いがある。工藤代表が農園を継いだのはリンゴ価格が原箱(20キロ)2000円台にまで落ち込んだ時代で「とても生活できる状況ではなかった」。工夫を凝らし、20年からは先駆的にインターネット販売にも着手。こだわりのリンゴ作りと併せ、10年をかけてネット販売一本にシフトし、今では7割がリピーターだ。
「リンゴ栽培をもっと面白く、若い人にとってもっと魅力あるものに」。弘前市が誇るリンゴを次世代へとつないでいきたい考えだ。
予約、問い合わせは、同農園ホームページから。
この投稿をした生産者
青森県 弘前市