静岡GAP
2026/08/07
こんにちは陽だまりの里 足立柿園です。
静岡県の浜松市で次郎柿の栽培と販売をしている柿農家です。

先日、静岡県が制定している「静岡GAP」の審査がありました。

しずおか農林水産物GAP認証制度とは、静岡県が運用する独自の農業生産工程管理(GAP)の認証制度です。食品安全、環境保全、労働安全などの観点から、持続可能で安全な生産活動を行っている農林水産業者を、県が審査・認証する取り組みです。

静岡GAPは今年から始まった認証制度で、以前は「静岡認証」という名前でした。今回、基準を新たにして始まりました。

足立柿園では、社員のBさんとIさんに、これまでも静岡認証の担当として自主検査などを任せていました。
その流れで、今回の静岡GAPも二人に任せることにしました。

しかし、静岡認証に比べて静岡GAPは求められる内容のレベルが格段に上がっており、必要な書類や対応する設備もかなり多くなっていました。

足立柿園では次郎柿の輸出にも取り組んでいるため、普段からJ-GAPの基準で自主検査を行っています。
そうした書類や設備がそろっていたとしても、かなり高い基準を求められていると感じました。

そのため、社員さんたちも通常の管理業務の合間に取り組むことが難しくなり、農作業の日程を繰り上げながら、現場の改善や書類の作成を進めていました。

今は柿の摘果の時期です。
柿を大きく、甘く育てるために、とても大切な作業の時期でもあります。

正直なところ、現場の掃除や書類の作成よりも、摘果作業の方が大切なのではないかと感じました。

静岡GAPへの取り組みをいったん止めて、農閑期に行った方がよいのではないか。
あるいは、私も手伝って早く終わらせようかとも思いました。

しかし、社員さんたちに私がやるように言って進めてきたことでもあるので私の一声で止めてしまうとプロジェクトを途中でぶった切ってしまうことになります。

私は、次郎柿の管理業務と静岡GAPの進捗、締め切りを確認し、報告してもらうようにして社員さんたちに任せてみることにしました。

結果として、GAPの審査も無事に通り、お盆休みの前には摘果作業も終えることができそうです。

私は社員さんたちの力量を見誤っていたのだと思いました。
二人は協力しながら、農作業と書類作成を交互に進めてくれました。

二人は、農作業だけをする作業員ではなく、会社の文化をつくるメンバーになってくれているのだと思いました。

静岡GAPは、最初はこれまでの流れで二人に任せただけでした。

しかし結果的には、「やらされている」のではなく、自分たちで考えながら進める状態になっていたように思います。

これからは栽培管理についても、「任せた」と信頼して任せられる人になっていってほしいと思います。

そして私自身も、社員さんの力を信じて任せられる社長になっていきたいです。

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