みかん農家の現実…畑の中にイノシシがいます
2026/03/31
みかんの畑では、イノシシなどの被害を防ぐためにワイヤーメッシュと呼ばれる防護柵を設置しています。
外からの侵入を防ぐための基本的な対策ですが、実際の現場はそれだけでは守りきれないこともあります。

今回の畑では、すでにイノシシが中に入り込んでしまっている状況です。
一度入り込まれると、畑の中を自由に動き回り、土を掘り返したり、木の根を傷つけたりと被害が広がってしまいます。収穫前のみかんにも影響が出るため、非常に頭の痛い問題です。

「電気柵を設置すればいいのでは」と思われるかもしれません。
確かに効果はありますが、広い畑すべてに設置するとなると、コストや手間が大きく、簡単に導入できるものではありません。設置して終わりではなく、日々の点検や管理も必要になるため、負担は想像以上に大きいのが現実です。

さらに近年は、こうした鳥獣害が山間部だけでなく、民家の近くでも増えてきています。
これまで被害の少なかった地域でもイノシシが出没するようになり、「こんな場所まで来るのか」と感じる場面も増えています。農家だけの問題ではなく、地域全体で考えていかなければならない課題になりつつあります。

現在は、収穫までの間にできる対策を一つずつ進めています。
防護柵の補修を行い、侵入口になりそうな場所を塞ぎ、畑の見回りも強化しています。地道な作業ではありますが、被害を少しでも減らすためには欠かせません。

スーパーに並ぶみかんは、当たり前のように手に取ることができますが、その裏では天候だけでなく、このような鳥獣害とも向き合いながら育てています。被害が出れば収穫量は減り、品質にも影響します。それでも、なんとか守り抜こうと日々試行錯誤を続けています。

この現状を少しでも知っていただけたら嬉しいです。
そして、国産のみかんを手に取っていただくことが、私たち農家の大きな支えになります。

これからも安心してお届けできるみかんを育てるために、できることを一つずつ積み重ねていきます。

この投稿をした生産者

静岡県 浜松市浜名区三ヶ日町

陽だまりファーム

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