就農10周年
2025/04/02
こんにちは、百笑農房です!
2015年4月1日に「百笑農房」の屋号で開業してから今日で丸10周年となりました。
この10年、どっぷり農の世界に入り、本当に色々なことにチャレンジして、数えきれないくらいの出会いやご縁、辛いこと、悔しいこと、苦しいこと、そして飛び上がるくらいの嬉しいことなどがありました。
振り返れば本当にあっという間。農業界ではまだまだ若造ですが、今まで本当によくやったなぁと思います。
信州望月にはほぼ知り合いもいなかったですし、畑も家もなかなか借りられず、ようやくお借りできたのは鹿が生活していそうな谷あいの強粘土質の元々田んぼの耕作放棄地でした。使わないハウスを譲ってもらい、自分たちで解体して再利用したり、古い中古の農機具など、とにかくお金を出来るだけ使わず済むよう工夫しました。
自営業の方なら理解していただけるかもしれませんが、就農してからは「農業で生計を立てていかないといけない」そんな呪縛をずっと抱えながら1年目はずっと耕作放棄地を開墾しながら並行して栽培、収穫、出荷を進めていました。
当時のメインはズッキーニで、レタス、ミニトマト、そして「食べる宝石」ほおずきは44株から試験的にスタート。まさか今、ほおずきが主力の作物になるとは思いもしませんでした。
毎日目の前のことでいっぱいいっぱいで、ただひたすらがむしゃらにやるべきことをこなして、寝る時間もまともに取れず、1年目はどうやってご飯作っていたり、過ごしていたのか思い出せないくらい必死でした。
畑で軽トラがはまって出られなくなったり、出荷するのをうっかり忘れたり、農協が休みの日なのにレタスを箱詰めして出荷できなかったり、人生初の食べても食べてもどんどん痩せて(やつれて)いったり・・・
それでも今までやってこられたのは食べチョクのお客様始め、友人が手伝いに来てくれたり、家族、お取引先さま、お客さま、百笑農房と関わった全ての応援してくれる皆さんがいたからこそ。言葉だけで簡単に言い表せないくらい感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。これら全てはお金では買えない百笑農房の宝物でもあります。
特にここ2年はやれるだけのことをしたものの、夏の暑さの影響を大きく受け、もう農業続けていくのは無理かもというくらい、なかなか立ち直れずに泣いてばかりでした。
ぎりぎりのところまで追い詰められた状況の中、「辞めたらこのしんどさから離れられる」という気持ちに揺れたのは正直なところですが、最終的には「何とかもう一度チャレンジして乗り越え、楽しみにお待ちいただいているお客様にお届けして笑顔になってもらいたい!そして私たち自身も笑顔でお届けしたい!」でした。
気候も就農当時から確実に変化し、私たちも年を重ね、今まで通りに進められなくなりました。これからは柔軟に変化させつつも、就農当時からの「笑顔・感動・驚き」をお届けする想いは変わらずやっていきます。
既に11年目シーズンはスタートしていますが、これからも百笑農房をどうぞよろしくお願いいたします!
2015年4月1日に「百笑農房」の屋号で開業してから今日で丸10周年となりました。
この10年、どっぷり農の世界に入り、本当に色々なことにチャレンジして、数えきれないくらいの出会いやご縁、辛いこと、悔しいこと、苦しいこと、そして飛び上がるくらいの嬉しいことなどがありました。
振り返れば本当にあっという間。農業界ではまだまだ若造ですが、今まで本当によくやったなぁと思います。
信州望月にはほぼ知り合いもいなかったですし、畑も家もなかなか借りられず、ようやくお借りできたのは鹿が生活していそうな谷あいの強粘土質の元々田んぼの耕作放棄地でした。使わないハウスを譲ってもらい、自分たちで解体して再利用したり、古い中古の農機具など、とにかくお金を出来るだけ使わず済むよう工夫しました。
自営業の方なら理解していただけるかもしれませんが、就農してからは「農業で生計を立てていかないといけない」そんな呪縛をずっと抱えながら1年目はずっと耕作放棄地を開墾しながら並行して栽培、収穫、出荷を進めていました。
当時のメインはズッキーニで、レタス、ミニトマト、そして「食べる宝石」ほおずきは44株から試験的にスタート。まさか今、ほおずきが主力の作物になるとは思いもしませんでした。
毎日目の前のことでいっぱいいっぱいで、ただひたすらがむしゃらにやるべきことをこなして、寝る時間もまともに取れず、1年目はどうやってご飯作っていたり、過ごしていたのか思い出せないくらい必死でした。
畑で軽トラがはまって出られなくなったり、出荷するのをうっかり忘れたり、農協が休みの日なのにレタスを箱詰めして出荷できなかったり、人生初の食べても食べてもどんどん痩せて(やつれて)いったり・・・
それでも今までやってこられたのは食べチョクのお客様始め、友人が手伝いに来てくれたり、家族、お取引先さま、お客さま、百笑農房と関わった全ての応援してくれる皆さんがいたからこそ。言葉だけで簡単に言い表せないくらい感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。これら全てはお金では買えない百笑農房の宝物でもあります。
特にここ2年はやれるだけのことをしたものの、夏の暑さの影響を大きく受け、もう農業続けていくのは無理かもというくらい、なかなか立ち直れずに泣いてばかりでした。
ぎりぎりのところまで追い詰められた状況の中、「辞めたらこのしんどさから離れられる」という気持ちに揺れたのは正直なところですが、最終的には「何とかもう一度チャレンジして乗り越え、楽しみにお待ちいただいているお客様にお届けして笑顔になってもらいたい!そして私たち自身も笑顔でお届けしたい!」でした。
気候も就農当時から確実に変化し、私たちも年を重ね、今まで通りに進められなくなりました。これからは柔軟に変化させつつも、就農当時からの「笑顔・感動・驚き」をお届けする想いは変わらずやっていきます。
既に11年目シーズンはスタートしていますが、これからも百笑農房をどうぞよろしくお願いいたします!