dancyuさんの2023年1月号(2022年12/6日発売)で特集していただきました。
辺塚だいだい(地元ではででと呼ばれております。)は、2016年に農林水産省からGI制度に登録された鹿児島県の登録特産品の一つです。この果実の生産地域は山と海に囲まれた”陸の孤島”と呼ばれるエリア(肝付町と南大隅町の一部)で、さらに生産量が少ない為、ほぼ生産地でしか流通しておらず知名度がとても低い在来の香酸柑橘です。
橙(だいだい)という名前が付いておりますが、鹿児島大学の研究によるとだいだいとは全く異なる系統です。
収穫が始まる9月中旬ごろは、果皮が緑色です。青々しいみかん、ライム、グレープフルーツなどが合わさったような強くて独特で強烈な野生的な香りがします。酸味は様々な柑橘類、香酸柑橘類のニュアンスがあり、他の香酸柑橘類に比べて割と長い間、口の中に余韻を残します。苦味もあります。
シーズンの後半になると、果皮が黄色くなります。この頃(12月位から)から、香酸柑橘類にしては珍しく果皮がかなり柔らかくなり(温州みかんのようなイメージです。)、果汁をとても多く含みます。酸味は甘味に変わり円やかになり、強烈な香りや苦味はかなり落ち着いてきます。最終的にかなり甘みが出てきて、お猿さんたちに食べられてしまいます。
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