もともと農家の息子だったのですが、あまり農業のことを知らずにずっと育ってきました。大学(文系)卒業を前に米の緊急輸入があった大冷害がありました。これが農業を考えるきっかけになりました。
田畑があるのだから普通の農業ではなく、何とか生かせる方法はないものか?いろいろと本を読みました。そこで自然農法の福岡さん、川口さんの存在を知り、興味が湧いてきました。
特に川口さんのやり方に惹かれ、実際に川口さんスタイルで営農されている方を訪ねお話を伺い、可能性を感じました。
農家の出身といえども頭でっかちで、栽培の仕方はまったくわからなかったので、有機農業を長くされている農家に住み込みで1年勉強させていただきました。
平成9年から農業を始めました。
千葉県の北東部にあります東庄町はいわゆる農業地帯で、カブ、ニンジン、大根、キャベツ、ジャガイモ、ねぎ、施設園芸が盛んな地域です。海抜40~50メートルの台地に畑が広がり、台地の縁に田んぼ、谷津田が位置します。
太平洋に近いことから海風の影響を受け、内陸より冬は寒くなりにくく、夏は暑くなりにくいところです。
年中風が強い土地柄で隣の銚子市には風力発電、洋上の風車がいくつも立っています。