価格交渉もなく、言わば一方的に出荷を止められました。「えっ」です。
初めての経験です。それでも出荷の再開を待ち望む自分が少し哀れで情けないです。販売力さえあれば。
物やサービスには必ず適正価格があると常々思っています。
今まで、農協や問屋さんが主導で価格を決定し、生産者には価格決定権はありませんでした。それは、農家には販売力がないので、作物を作っておけばいい、後はこっちで決める、といった不公平な習慣が残っているためです。実力のある農家は、自分で販売先を見つけ、適正価格を設定することが可能ですが、一般の農家では、まだまだそれは困難です。ただ、作るだけの農家は卒業します。
そういった矛盾を抱いていたからこそ、食べチョクへの出店をしました。
中間マージンをできる限り排除し、消費者の方に、できるだけ安く安全な農産物を提供できるようにする食べチョクの考え方に共感しました。
道半ばですが、適正な評価を受けられるように、歯を食いしばって進んでいきます。