大和川ファームの投稿一覧

少しずつ暖かくなる喜多方ですが本日は雪が舞う肌寒さ。
しかし、蛙や虫もうごめきはじめ福寿草やフキノトウが花開くなど春の到来も感じられます。
先月から始まりました送料無料キャンペーンに関しまして弊社でも一部商品が対象となりましたのでお知らせします。
対象商品は
コシヒカリ（減農薬、減化学肥料）5㎏、10㎏※当地比50％以上減
ミルキークイーン（減農薬、減化学肥料）10㎏、23㎏※当地比50％以上減
有機一年目コシヒカリ5㎏、23㎏
熱塩加納産コシヒカリ(有機無農薬)10㎏
以上の通りです。
ご注文も多いミルキークイーン5㎏などは今回は対象外となっておりますのでご了承下さい。
ぜひ、この機会をご利用して喜多方の雪解け水で育まれました精米したてのお米をご賞味下さい。

まだ完全には雪が溶け切らない喜多方ですが米作りの作業は着々とは始まってきました。
昨日は塩水選を作業を行いました。
塩水選とは読んで時の如く塩水を使って種籾を選別する作業です。
秋に収穫した種籾のなかには残念ながら発芽するには十分な養分が含まれていないものもあります。
そのような種籾が健全な種籾に混ざると発芽がまばらになることや、苗がカビる原因となるため取り除く必要があります。
真水よりも塩水のほうが物が浮かびやすい、この仕組を使って充分に養分お含まれていない軽い籾殻を除くことが目的となります。
この作業の科学的な裏付けが提唱されたのは100年以上前。それでもお百姓さんたちはそれよりずっと前から経験的にこの方法を編み出していたのでしょう。
塩と水。どこでも簡単に手に入るもので編み出された農業技術が高度な科学技術が発達した現代まで脈々と伝わっていることに少し驚きさえ感じます。
最新の農業技術も取り入れながら昔ながらの技法も取り入れる。そんな柔軟な思考で農作業を進めていきたいものです。

　いよいよ雪も溶け春仕事が始まります。
今日の仕事は種籾の仕分けや水槽の洗浄など
明日よりR4年産米の浸種が始まります。
浸種とは読んで字の如く種籾を水槽の水に浸しておく作業です。
なぜ、そんなことをするのかといえば種の発芽を均一にするためです。
発芽が均一にならないと苗の成長がデコボコになり田植機での田植えでも苦労することになります。
　農業の世界では苗半作、苗八分作といった言葉があります。
意味としましては苗作りがすべての工程の半分や8割もの重要さを占めているということです。
弊社の今年の最後の田植えの予定は6月10日頃。それまでの2ヶ月半気を引き締めて管理をしていきます。

雄国山から見下ろす会津盆地も平場からの飯豊山も好きなのだけど会津坂下町との町境の阿賀川の悠大さも良い。
会津盆地の水は全てこの川へ通ずる。ゆったりと奥羽山脈を越えて新潟平野・日本海へと流れる様は山の無い私の育った千葉には無い風景。
膨大な雪解け水が会津を潤している。
ここ数日は暖かく最高気温も10度を超えている。
田んぼの雪も急速に溶け来週辺りからトラクターも田んぼの中で作業ができそうだ。
いよいよ春だ。雪国の春は喜びもひとしおである。

いかがお過ごしでしょうか。
喜多方では降る雪も雨に変わることが増え田んぼや屋根に積もった雪の厚みも徐々に薄くなってきております。
先日、種籾が届きました。
今年植え付けする品種は収穫順に
瑞穂黄金、ちほみのり、こがねもち、五百万石、夢の香、福の香、ひとめぼれ、コシヒカリ、ミルキークイーン、天のつぶ、山田錦
以上の11品種
まだすべての品種が届いているわけではないのですが写真に映る3パレットで弊社の55町歩の田んぼの9割をカバーしています。
今年弊社がまく種の量は1トン強
ところで皆さんはこれっぽっちの種籾からどれほどのお米が収穫ができるのか想像できるでしょうか？
おおよそ250トン!!!
秋の収穫時期に壁のように積み上げられた米俵を見るとそれまでの困難も喜びへと変わります。
さてさて今年はどんな一年となるか、一筋縄とはいかないのでしょうがそこが農業の面白み。
米農家の一年を少しでも垣間見ていただければと思います。
大和川ファーム　徳田