品種紹介「ピオーネ」
2025/08/24
現在約40品種のぶどうを栽培している農園くるり
ぶどうの品種をご紹介!
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ピオーネ
静岡県伊豆の井川秀雄により育種された品種。
井川氏は紅瑞宝、紅富士、紅伊豆、竜宝など、
生涯で育種されたぶどうの品種は千種類以上と言われています。
また井川氏が生み出した品種が現在の品種の親や祖先になっていることも多いです。
タイムマシーンがあったら是非とも会いに行きたいです!

そんな井川系品種の最高峰がピオーネ!
1973年に品種登録され、現在でも主要品種として日本を支えています。
巨峰✕カノンホールマスカット…と長年言われていましたが、片親がカノンホールマスカットであることは九州大学農学部の研究によって否定されました。

近年の気候の温暖化により、着色不良が問題になり、着色の良い品種に栽培者の人気をとられてきていますが、毎年、食べる度に感動を与えてくれるこの品種を私は大好きです。

当園では植え替えの為、ピオーネの房が少なくなっており、需要に対してピオーネ不足になってます。
特に贈答用のピオーネはすぐに予約で完売してしまうので、ご注文はお早めにお願いします。

古いピオーネを切り、新しくピオーネの苗木を植えていますが、ぶどうの木を植えて実をつけるまで少なくとも3年は必要で、木が成木として充分に実をつけるまで6年必要です。
新しい品種ではなく、ピオーネをもう一度植えるのは、ピオーネは本当に美味しい素晴らしい品種だと思っているからです。(新しい品種も植えてますが…)

当園のピオーネは食通のプロが軒並み絶賛してくれる味に仕上がってますので、
ピオーネを無くすことなく、作り続けたいと思っています。
珍しい、目新しい品種が多い当園ですが、ピオーネの良さを改めて知っていただきたいなと思います。
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「旬のぶどう詰め合わせ」は品種おまかせなので、入っていない可能性もございます。ご了承ください。

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