

日本本土最東端の街「根室市」で漁師をしています。主に風蓮湖・温根沼という豊かな汽水湖や根室市と北方領土に挟まれた根室海峡で貝や魚を採っています。
北海道の豊かな湖や海で育まれ、私がこの目で確かめ採ってきた海からの恵みを食卓へいかがでしょうか。
最近はこの地域の漁業や自然との関係を知ってもらう漁の体験やクルーズなどのガイドプログラムも実施しています。
常に、次世代につないでいく、この海のワイズユース(賢明な利用)や持続可能な漁業のあり方を考えて仕事をしています。
日本本土最東端の街「根室市」で漁師をしています。主に風蓮湖・温根沼という豊かな汽水湖や根室市と北方領土に挟まれた根室海峡で貝や魚を採っています。
北海道の豊かな湖や海で育まれ、私がこの目で確かめ採ってきた海からの恵みを食卓へいかがでしょうか。
最近はこの地域の漁業や自然との関係を知ってもらう漁の体験やクルーズなどのガイドプログラムも実施しています。
常に、次世代につないでいく、この海のワイズユース(賢明な利用)や持続可能な漁業のあり方を考えて仕事をしています。
今回お届けする殻長(貝殻の横幅)6㎝前後の天然物のアサリは、ほとんど市場に出回ることがないと思います。ここまで育つまでに最低でも5年以上かかります。また、このサイズのアサリが生息する場所は潮の引きの大きい初夏にしか採りに行くことができません。
殻長6㎝前後の特大のものは全採集量の約5%、7㎝を越える超特大のものはわずか1%ほどの希少なものになります。
ぜひ、豊かな湖で長い年月で育まれ、甘味そしてちょっとした苦みと味わいは濃厚、肉厚で食べ応えのある特大のプレミアムなアサリを食卓へいかがでしょうか。
風蓮湖や温根沼は汽水湖のため潮の満ち引きがあり、アサリは大潮の干潮時の決められた日時にのみ漁が可能となっています。水深が浅いこともありますが、広大な干潟で手掘りで採っています。
採集日が決められ干潮の時間だけと資源を採りすぎない工夫をすることや、手掘り漁なので小さなサイズは残すこともでき、資源を残し育む工夫などワイズユース(賢明な利用)を実践しています。
また、雑藻除去や漁場を管理することで稚貝の定着がしやすいような努力も行っています。
今回お届けするアサリは、採集してきてすぐ生け簀へ。温度管理を徹底したオゾン殺菌の塩水で砂抜きをします。鮮度そのまま素材の美味しさをいかし、届いたらすぐ調理できる安心・安全なものをお届けします。
アサリ漁を行っている場所は、ラムサール条約湿地に選ばれている「風蓮湖・春国岱」と日本の重要湿地500に選ばれている「温根沼」など、とても豊かな自然に恵まれたところです。
この湖には、夏は国の天然記念物のタンチョウの子育ての場、冬はオオワシ・オジロワシの日本最大の越冬地、春秋はオオハクチョウやカモ類、シギチドリ類などの渡り鳥の中継地として、多様な生き物を支えている湿地です。
希少な野鳥も私たちもその湿地から多くの恵みをいただいており、ラムサール条約の理念のひとつワイズユース(賢明な利用)を実践しています。