晩成品種と近況など
2023/09/08
園主です。
残り少なくなってきましたが、当園の桃をご愛顧いただきありがとうございます。
8月終盤になってくると、研究会などが再開されだしバタバタと続けて2回ほど参加しました。
テーマは今期の各産地や個人の状況と秋選定について。
そうなんです、晩成品種を収穫しながらも、もう来季にむけての栽培管理が始まる、そんな時期なんです。休む間がないですね(笑)

さて、当園の今ですが。
甘甘燦燦、晩成品種にしては夏の桃のようなジューシーさを持ち、うま味のあるおいしい品種です。
もう残り少なく、あと一回収穫して終わりかな、くらいしか樹についていません。
試験的に2本植えたのですが、成功でした。将来的には増やしたいと考えています。

白露、岡山県が開発した新品種、名前が決まる前は8号と呼ばれていました。
数年前、県の農業試験所で試食した時に、晩成品種にしては甘味はあるがさわやかな味が気に入り導入しました。
なかなか癖があり作りにくいのですが、やっとそこそこの物がなりだしました。
残り僅か、収穫はほぼ終わりました。
しかし、岡山の新品種なのにあまり知名度が上がってこない、、、県はもっとPRしてほしいですね~、岡山系では最後の白桃なのに。。。

そして恵白、これはとてもおいしい桃なんですが、収穫時期を間違うと、、、おいしくない、、、
実が白抜け(白くなること)するのが早いので早々に獲ってしまう生産者さんがいますが、早く獲った恵白は追熟してもおいしくありません、私も何年か失敗しました。
産地力や生産者力で差が出る品種ですね。
なので今年も待ちました、猪や獣、鳥にやられ、夜蛾などの虫にやられ、風で落ち、待てばまつほどリスクがあり数は減っていきますが、美味しさが一番、我慢の桃です(笑)
そして、やっと満を持して収穫に入りました。
固い食感がお好きな方は固いうちに、やわらかく濃厚な食感で楽しみたい方は追熟で柔らかくなるのをお待ちになって(クリーム色みたいになってきます)、両方楽しみたい方には二度おいしい、とてもよい品種です。
是非、お試しください。

この投稿をした生産者

岡山県 勝田郡勝央町

ももひろ

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