秋田の小さな米農家　小場農園の投稿一覧

昨年度、試しに販売した【訳あり品】が好評でしたので、12月初旬頃に販売したいと思います。
【訳あり品】の内容は昨年同様、色彩選別機で排出されたお米を救済したものになります。

当農園では、殺虫剤を使っていないためカメムシによる着色粒が多発してしまいます。
玄米を色彩選別機を通して除去していますが、選別機が旧式で排出されたものの中にも良品が多く混入している状態です。
また、精米すると削られる小さな黒点もあることから、白米にしてから色彩選別機を通すことでコントラスト比を高めて検出力を上げ、良品を【訳あり品】として販売しようというものです。

通常は発送直前に精米を行いっていますが、【訳あり品】は精米後に色彩選別機を数回通すためタイムラグが発生することになります。
また着色粒の混入率は1等米に準ずる0.1%以下には抑えるつもりですが、少しでも着色粒が気になるという方はご購入をお控えください。

なお小場農園の圃場は全て殺虫剤、グリホサート除草剤とも不使用ですので【訳あり品】も同様です。

R7年産玄米をご購入いただいたお客様より「籾が混入している」と連絡をいただきました。
在庫を確認したところ、ある特定の袋から籾が混入しているものが見つかりました。
実は今年度、籾摺り機械を取り換えたのですが、慣れない機械の取り扱いのミスにより籾が混入してしまったものと推測しております。
申し訳ございませんでした。

在庫品は再度籾摺り工程を通しましたので、11月1日以降の出荷分からは改善されているはずです。
他にも何か問題が見られましたらご連絡いただければ助かります。

お客様より「使用農薬」についてのご質問いただきました。
今年度の農薬使用実績について詳細説明したいと思います。

今年も例年同様、4回(4成分)で抑えてあります。

種まき前に行う【種子消毒】には
・テクリードCフロアブル：①イプコナゾール

田植えから約1週間後(今年は6月1日)に散布する【一発除草剤】には
・流星粒：②フェンキノトリオン、③ペントキサゾン、④メタゾスルフロン
(3成分が入っています)を使用しました。

以上が4成分の内訳となります。
よって6月2日以降の農薬使用はありません。
通常、特別栽培は10回使用されますのでその半分以下で栽培しています。

ちなみに一般的な農家には農薬を少なく栽培するメリットは無く、どう割り振って10成分を使い切るかを考えています。
そうすることで品質の低下を少なくして収量を多くするとともに、できるだけ手作業を減らせるからです。

ですので私の栽培方法は考え方そのものが異なります。
体が動くうちは手間がかかっても【殺虫剤は使わない、グリホサート系除草剤を使わないでお米を作る】を続けていきたいと思います。

出荷作業も一段落しましたのでこれからネット販売に集中できます。
大変お待たせしました。

今年も殺虫剤不使用のネオニコフリーの特別栽培米です。
慣行栽培では農薬使用回数は20。
特別栽培では半分の10以下。
我が家のお米は4です。
特に生育後半には使用していませんので、より安全なお米に仕上がっていると思います。

・種子消毒：1成分。
・一発除草剤：3成分。
田植え後約1週間で散布しますのでそれ以降の農薬の使用はありません。

「ネオニコチノイド系殺虫剤は避けたい。しかし有機栽培米は高すぎる。」
とお考えの方にお届けできればと思います。

毎度ご贔屓いただき誠にありがとうございます。

今年は猛暑の影響により、過去一早い刈り取り時期を迎えました。
昨年新調した遠赤外線乾燥機のおかげで作業がはかどり、こちらも中古ですが更新した籾摺り機も順調ですので、今年も美味しいお米が仕上がっています。

やっぱり新米は全く違いますね。
ご家族の方には内緒で食卓に出して反応をみてください。
何も気づかれない場合は寂しいですが,,,

順調に進めば9月いっぱいで作業が一段落しそうですので、10月1日発送開始での予約を行います。

昨今のお米の価格高騰には正直嬉しいところですが、お客様の声を聞ておりますと、とても胸が苦しくなってしまいます。
殺虫剤を使わないお米としては他では出来ないと思える価格を攻めてみましたのでご理解いただけますと助かります。