

周囲を山・海で囲まれた自然豊かな高知県・中土佐町久礼にある自然農園です。
農園を立ち上げてから約5年、今は夫婦(神奈川県・兵庫県出身)で農園を営んでいます。
幼少期にここ高知県で触れた大自然の中で作物を育てるという経験が忘れられず、農業を独学で習得し今に至ります。
農薬・化学肥料を一切使わず、年間約40種類のお野菜の栽培や土佐ジローの平飼い、日本ミツバチの養蜂をするなど自然に寄り添い、自然と共に、毎日を楽しく過ごしております。
周囲を山・海で囲まれた自然豊かな高知県・中土佐町久礼にある自然農園です。
農園を立ち上げてから約5年、今は夫婦(神奈川県・兵庫県出身)で農園を営んでいます。
幼少期にここ高知県で触れた大自然の中で作物を育てるという経験が忘れられず、農業を独学で習得し今に至ります。
農薬・化学肥料を一切使わず、年間約40種類のお野菜の栽培や土佐ジローの平飼い、日本ミツバチの養蜂をするなど自然に寄り添い、自然と共に、毎日を楽しく過ごしております。
農園のある高知県・中土佐町久礼は高知市内から車で西へ約1時間のところにある海沿いの町です。
その中でも農園のある地区は、目の前が海、背後には山があるという自然豊かな土地です。
高知は年間を通して温暖な気候で、野菜たちは太陽の光をたっぷり浴びて育っています。育苗はハウスを使用することもありますが、基本的には全て露地栽培です。
お野菜の味の決め手は、育つ段階で何を吸収してきたか、ということ。
土にいる微生物が有機物を分解するとき、様々な成分・分子が出てきます。
それを植物が吸収することで、お野菜自体の風味・味の深みに直結します。
中里自然農園では、この味の決め手となる「微生物」を増やすべく土作りを一番大事にしています。
土に有機物を入れることで、微生物が増える =美味しが詰まったお野菜が収穫できます。
有機物として使用するものは、緑肥、油かす、鶏ふん・牛ふん堆肥などがありますが中里自然農園で特に力を入れているものはカツオのアラを半年以上かけじっくり発酵・熟成させたカツオ堆肥です。
カツオの町として有名な高知(特に中土佐町・久礼)ならではの堆肥です。
このように、様々な有機物を入れることで、微生物の多様性が増し味の奥深さに繋がります。
高知ならではの、太陽の光や山からの水、太平洋からの潮風を受け、そして土からは、様々な成分・分子を吸収しお野菜本来の味がする「本物のお野菜」を作るべく日々奮闘しています。
そして、こうした土作りを大事にする農法が「持続可能な農業」に繋がっていくと確信しています。
芽が出たあとは、毎日お天気とにらめっこし、虫と戦い、強い雨や風に負けないように、日々根気強く世話をするのみです。
そして一番美味しいタイミングを見計らい収穫をし ていきます。
採れたてのお野菜を少しでも早く皆さまの食卓に届けたい、美味しいお野菜を食べていただきたい、というのは当たり前。
身体に行き渡る美味しさ、力強さを感じていただければ嬉しいです。
微生物を育て、土作りをし、種をまき、数ヶ月手塩にかけて育てたものを収穫する。
すごくシンプルなことですが、収穫後のその先には、数え切れない物語があると思います。
お野菜が誰かの手に渡りそれぞれの人によって何万通りものお料理に変化し、食卓にのぼる。
それを美味しく頬張る人がいる。
時には失敗して、逆に思い出に残ることもあるかも知れません。
それぞれの物語を想像するだけで、楽しくて嬉しくて仕方ありません。
「食べる」という当たり前の日常が少しでも豊かなものになれば、と思いお野菜作りをしています。