せいろでかぼちゃを蒸す時間は?切り方別の目安と煮くずれしないコツ
せいろでかぼちゃを蒸す時間の目安は、厚さ1cmの薄切りなら5〜8分、3〜4cm角の一口大なら10〜15分、大きめのくし形なら15〜20分です。竹串がすっと通れば蒸し上がり。蒸しすぎないことと、そっと取り出すことが、煮くずれさせないコツです。
せいろでかぼちゃを蒸す時間の目安
蒸し時間は、切る大きさで変わります。湯がしっかり沸いて蒸気が上がってから、せいろをのせて計りはじめてください。
| 切り方・大きさ | 蒸し時間の目安 |
|---|---|
| 薄切り(厚さ1cm) | 5〜8分 |
| 一口大(3〜4cm角) | 10〜15分 |
| くし形(厚さ4〜5cm) | 15〜20分 |
| 丸ごと(小玉・直径15cm前後) | 30〜40分 |
表の時間はあくまで目安です。品種や熟し具合、せいろの大きさ、一度に蒸す量によって前後します。かぼちゃは蒸しすぎると果肉がくずれやすいので、表の短いほうの時間で一度確かめると安心です。
丸ごと蒸せるのは、せいろに収まる小玉や、坊ちゃんかぼちゃのような小さな品種です。切る手間がかからない代わりに時間がかかるので、途中で湯が減っていないか確認し、足りなければ熱湯を足しましょう。
蒸し上がりは竹串で確かめる
厚みのある部分に竹串を刺し、力を入れなくても中心まですっと通れば蒸し上がりです。まだかたいときは、2〜3分ずつ追加して様子を見ます。かぼちゃは数分の差でやわらかくなりすぎることがあるので、追加の時間は短めに区切るのが安心です。
せいろでかぼちゃを蒸す基本の手順
1. 種とわたを取る
かぼちゃを皮ごと水で洗い、半分に切ってから、スプーンで種とわたをかき出します。わたは傷みやすい部分なので、残さず取っておきます。
2. 大きさをそろえて切る
かぼちゃは皮がかたく、包丁が入りにくい野菜です。切り口を下にしてまな板の上で安定させてから切ります。かたくて切りにくいときは、種とわたを取ったかぼちゃにふんわりラップをかけ、電子レンジ(600W)で2分ほど温めると包丁が入りやすくなります。
皮はむかずに、つけたまま蒸すのが基本です。やわらかく蒸し上がった果肉を皮が支えるので、形を保ったまま取り出しやすくなります。大きさがばらばらだと小さいものから先にくずれてしまうため、なるべくそろえて切りましょう。
3. せいろと湯を準備する
せいろはさっと水で濡らし、クッキングシートや蒸し布を敷きます。鍋の湯はせいろの底につかない量にして、蒸気がしっかり上がるまで沸かします。
4. 重ならないように並べて蒸す
一口大や薄切りは、重ならないように並べます。大きめのくし形に切ったときは、皮を下にせず、横向きに寝かせて並べてください。皮を下にすると、種を取ったくぼみに蒸気の水分がたまり、そこから水っぽくなりやすくなります。
ふたをしたせいろを鍋にのせ、蒸気が途切れない中火〜強火で蒸します。
5. 竹串で確かめ、そっと取り出す
目安の時間が過ぎたら竹串で確認し、すっと通れば火を止めます。蒸し上がったかぼちゃはやわらかく、菜箸でつまむとくずれやすくなっています。へらやフライ返しで、皮の側からすくうように取り出しましょう。
煮くずれ・水っぽさを防ぐコツ
蒸しすぎない
竹串が通ってからも蒸しつづけると、果肉がくずれてしまいます。火を止めたあとも余熱でやわらかくなるので、少しかために感じるくらいで火を止めてもかまいません。
ふたのしずくを落とさない
蒸し料理では、ふたの内側についたしずくが食材に落ちると水っぽくなりがちです。木のせいろはふたが余分な水分を吸ってくれるので、しずくが落ちにくいのが利点です。ふたを開けるときも、しずくがかぼちゃに落ちないよう、まっすぐ持ち上げるようにします。
煮物風にしたいときは、蒸してから味をからめる
鍋で煮ると、かぼちゃ同士がぶつかって角がくずれやすくなります。せいろで先に蒸しておき、温めた煮汁(しょうゆ・みりん・砂糖など)を回しかけて少し置けば、形を保ったまま味がなじみます。
せいろ蒸しに向くかぼちゃの品種
かぼちゃは大きく、西洋かぼちゃと日本かぼちゃに分けられます。蒸したときの食感がはっきり違うので、食べ方に合わせて選んでみてください。
ホクホク系:えびす、九重栗などの栗かぼちゃ
店頭でよく見かける緑の皮のかぼちゃの多くは、西洋かぼちゃの仲間です。粉質でホクホクとした食感で、甘みもあるのが特徴です。
- えびす:黒っぽい緑の皮をした、栗かぼちゃの代表的な品種です。
- 九重栗:栗のようなホクホクした食感で知られる品種です。
- 皮の色が違う栗かぼちゃ:白い皮の雪化粧や白い九重栗、赤い皮の赤皮栗かぼちゃなどもあります。
ホクホク系は、蒸すだけで甘みが感じられ、そのまま食べるのにも、つぶしてサラダやスープにするのにも向いています。粉質なぶん煮るとくずれやすいので、蒸す調理と相性のよいかぼちゃです。
ねっとり系:日本かぼちゃ、バターナッツ
- 日本かぼちゃ:ねっとりとして水分が多く、甘みは控えめ。煮物によく使われてきたかぼちゃで、京都の鹿ヶ谷かぼちゃなどがあります。
- バターナッツ:ひょうたんのような形が目印。ねっとりとなめらかな口あたりです。
ねっとり系を蒸すと、ホクホク系とは違うしっとりとした口あたりになります。水分が多いぶん、田楽みそやごま油をからめたり、つぶしてポタージュにしたりと、味をのせる食べ方がよく合います。
かぼちゃの選び方と、届いてからの追熟
ずっしり重く、ヘタが乾いたものを選ぶ
- 丸ごと:大きさの割にずっしり重いものを選びます。西洋かぼちゃは、ヘタの茎が乾いて縦にひびが入っているものが完熟の目安です。
- カット:種がふっくらしていて、果肉の色が濃いものがよいとされます。
追熟で、ホクホクから甘みへ
かぼちゃは、収穫してすぐよりも、しばらく置いたほうが甘みが増すといわれます。食べチョクの生産者さんも、商品ページでこう説明しています。
- 今食べると「ホクホク」感満載です。追熟させるとホクホク⇒「ほく甘」⇒「甘々」に熟成します。(田口農園 徳島さん)
- 追熟で甘みとホクホク感も増すため、すぐお召し上がりにならない場合は、丸のまま風通しの良い涼しい場所で保存し、時々状態を確認してください。(あわたに農園さん)
食感の移り変わり方は、品種や収穫の時期によって違います。商品説明に食べごろや追熟の目安が書かれていることも多いので、届いたら確認してみてください。ホクホク感を楽しみたいなら早めに、甘さを楽しみたいなら少し置いてから蒸す、という選び方もできます。
固い・水っぽいときの原因と対処法
蒸したのに固い
- 蒸し時間が足りない:厚みのあるものほど時間がかかります。竹串が通るまで2〜3分ずつ追加してください。
- 蒸気が弱い:湯が少ない、火が弱い、何度もふたを開けた、などで温度が下がっていることがあります。
- 大きさがばらばら:大きいものだけ切り分けてから、蒸し直しましょう。
水っぽい・べちゃっとする
- 蒸しすぎた:次は表の短いほうの時間で一度確かめます。
- 大きなくし形を皮を下にして並べた:くぼみに水分がたまります。横向きに並べると防げます。
- ふたのしずくが落ちた:ふたはまっすぐ持ち上げて開けます。
- 品種の特徴:日本かぼちゃなど水分の多い品種は、しっとり仕上がります。ホクホク感がほしいなら、栗かぼちゃが向いています。
甘くない
- 収穫して間もない:丸ごとなら、風通しのよい涼しい場所でしばらく置いてから蒸すのも手です。
- 品種の特徴:日本かぼちゃは甘みが控えめです。甘さを重視するなら、西洋かぼちゃがおすすめです。
かぼちゃと、蒸したかぼちゃの保存方法
丸ごとは、風通しのよい涼しい場所で
丸ごとなら、10℃前後の風通しのよい場所で1〜2か月ほど保存できます。暑い時期については、あわたに農園さんが「28度を超えるような夏の暑い日は、冷蔵庫の野菜室保存をおすすめします」とアドバイスしています。
カットしたものは、種とわたを取って冷蔵
切ったかぼちゃは、種とわたの部分から傷みはじめます。スプーンできれいに取り除き、ラップで包んで冷蔵庫に入れ、1週間以内に使いきりましょう。
蒸したかぼちゃは冷凍もできる
蒸したかぼちゃは、冷めてから保存容器に入れて冷蔵し、早めに食べきります。すぐに使わない分は、一口大のまま、またはつぶしてから保存袋に入れて冷凍しておくと、スープやサラダに使えて便利です。
蒸したかぼちゃのおすすめの食べ方
あわたに農園さんのおすすめは「まずは、シンプルに蒸すだけ。かぼちゃの甘みだけで美味しくいただけます。」とのこと。蒸したてに少しだけ手を加えるなら、こんな食べ方があります。
- 塩とバター:熱いうちにのせると、バターがとけて果肉になじみます。
- ごまみそ:みそ・すりごま・砂糖を合わせたたれをかけると、ごはんのおかずになります。
- つぶしてサラダに:熱いうちにつぶし、マヨネーズと塩こしょうであえます。
- ポタージュに:玉ねぎと一緒に蒸してから牛乳でのばすと、かぼちゃの甘さが生きたスープになります。
せいろでは、かぼちゃと一緒に豚肉や玉ねぎ、ブロッコリーなどを蒸すこともできます。ほかの野菜の蒸し時間は、こちらにまとめています。
せいろ蒸しにおすすめのかぼちゃ
せいろでかぼちゃを蒸すときのよくある質問
Q. かぼちゃを蒸籠蒸しにするには何分くらいかかりますか?
厚さ1cmの薄切りなら5〜8分、3〜4cm角の一口大なら10〜15分、厚さ4〜5cmのくし形なら15〜20分が目安です。湯が沸いて蒸気が上がってから計りはじめ、最後は竹串がすっと通るかで確かめてください。
Q. かぼちゃをせいろに入れるときの切り方は?
種とわたを取り、皮つきのまま大きさをそろえて切ります。手早く蒸したいなら一口大、形よく盛りつけたいならくし形が向いています。大きめのくし形は、皮を下にせず横向きに並べると、くぼみに水分がたまらず水っぽくなりにくくなります。
Q. かぼちゃを丸ごと蒸し器で蒸す方法は?
せいろに収まる小玉なら、皮を洗ってそのまま蒸せます。直径15cm前後で30〜40分が目安です。竹串が中心まで通ったら取り出し、やけどに気をつけて少し冷ましてから切り、種とわたを取ってください。
Q. かぼちゃを蒸すと水っぽくなるのはなぜですか?
蒸しすぎ、大きなくし形を皮を下にして並べたこと、ふたのしずくが落ちたことなどが主な原因です。日本かぼちゃのように、もともと水分の多い品種もあります。ホクホク感がほしいときは、栗かぼちゃを選び、竹串が通ったらすぐに取り出しましょう。
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