
【梨の品種図鑑】甘さ、食感、旬で選ぶ!あなたにぴったりの梨を見つけよう
夏の終わりから秋にかけて、シャリッとした食感とあふれる果汁で私たちを癒してくれる梨。一口食べれば、その上品な甘さとみずみずしさに、心が満たされるひとときを感じられますよね。
「今年も美味しい梨をお取り寄せしたいけれど、一体どの品種がいいんだろう?」
「硬めの梨が好きだけど、この品種はよく知らないから、柔らかい梨が届かないか心配…」
そんな風にお悩みではありませんか?実は、日本には数多くの梨の品種があり、それぞれ旬の時期や食感、甘さ、香りなど、個性豊かな特徴があるんです。
この記事では、数ある梨の中から特におすすめの品種を厳選し、「甘さ」「食感」「旬」といった気になるポイントごとに詳しくご紹介します。まるで梨の専門家になった気分で、奥深い梨の世界を一緒に探検してみましょう。きっと、あなたの「とっておき」となる理想の梨が見つかるはずです。
【梨の基礎知識】和梨と洋梨、その違いとは?
梨と一言で言っても、実は大きく分けて「和梨」と「洋梨」があるのをご存知ですか?私たちが普段スーパーなどでよく見かけるのは、主に「和梨」です。
和梨は、シャリシャリとした独特の食感が特徴で、みずみずしい果汁が豊富です。丸い形をしていて、主に生食用として楽しまれます。
一方、洋梨は、追熟させることでとろけるような滑らかな舌触りになり、芳醇な香りが特徴です。ひょうたんのような形をしており、ラフランスなどが有名ですね。
この記事では、主に日本で親しまれている「和梨」に焦点を当ててご紹介していきます。
【食感で選ぶ】シャリシャリ派?それともとろけるような口どけ派?
梨を選ぶ上で、食感は非常に重要なポイントですよね。歯ごたえのあるシャリシャリ感が好きな方、とろけるような柔らかさが好きな方、それぞれにぴったりの梨があります。
シャリシャリ!歯ごたえが楽しい硬め梨
しっかりとした歯ごたえと、噛むたびに広がる果汁が魅力の品種をご紹介します。
幸水(こうすい):梨の王道!甘くてジューシーな夏の味覚
「幸水」は、梨の中でも圧倒的な人気を誇る品種です。その名の通り、たっぷりの果汁が特徴で、強い甘みと程よい酸味のバランスが絶妙です。シャリッとした食感も心地よく、夏の暑い日に食べる幸水は格別!お子様から大人まで、幅広い世代に愛されています。
- 旬の時期: 8月上旬〜8月下旬
- 特徴: 高い糖度、豊富な果汁、シャリシャリとした食感
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新甘泉(しんかんせん):鳥取県が誇る、高糖度でシャリシャリ食感の赤梨
「新甘泉」は、鳥取県で生まれた新しい品種で、その名の通り新しい甘さの泉と称されるほど、非常に高い糖度が特徴です。果肉はシャリシャリとした歯ごたえがありながら、たっぷりの果汁が溢れ出します。甘みが強く、酸味は控えめなので、甘い梨が好きな方には特におすすめです。
- 旬の時期: 9月上旬〜9月中旬
- 特徴: 非常に高い糖度、豊富な果汁、シャリシャリとした食感、酸味控えめ
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新高(にいたか):大玉で上品な甘さ!贈答にも喜ばれる秋の梨
「新高」は、非常に大きい果実が特徴で、その堂々とした姿は贈答用にも人気です。上品な甘さで酸味は控えめ、シャリシャリとした歯ごたえと豊富な果汁が楽しめます。日持ちが良いのも嬉しいポイントです。
- 旬の時期: 9月下旬〜10月下旬
- 特徴: 大玉、上品な甘さ、シャリシャリとした食感、日持ちが良い 販売中の新高(にいたか)を見る
あきづき:高糖度で日持ちも抜群!近年人気の優等生
「あきづき」は、「幸水」と「豊水」の良いところを受け継いだ品種として、近年注目を集めています。非常に甘みが強く、果汁も豊富。そして特筆すべきは、その日持ちの良さです。シャリッとした食感も楽しめ、まさに優等生のような梨と言えるでしょう。
- 旬の時期: 9月上旬〜9月下旬
- 特徴: 高糖度、豊富な果汁、シャリシャリとした食感、日持ちが良い
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かおり:幻の梨?爽やかな香りが魅力の青梨
「かおり」は、その名の通り非常に豊かな香りが特徴の青梨です。爽やかで独特の香りは、一度味わうと忘れられない魅力があります。果肉はシャリッとしていて、上品な甘さが広がります。栽培量が少ないため、スーパーなどではあまり見かけない希少な品種です。
- 旬の時期: 9月上旬〜9月下旬
- 特徴: 芳醇な香り、シャリシャリとした食感、上品な甘さ、希少
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とろける舌触り!なめらかな口どけの柔らかめ梨
口の中でとろけるような、なめらかな食感が好きな方におすすめの品種です。
豊水(ほうすい):酸味と甘みのバランスが絶妙!ジューシーな人気品種
「豊水」は、「幸水」と並ぶ人気品種です。甘みと酸味のバランスが非常に良く、濃厚な味わいが特徴です。果肉はきめ細かく、ジューシーでとろけるような口当たりが楽しめます。
- 旬の時期: 8月下旬〜9月下旬
- 特徴: 甘みと酸味のバランスが良い、豊富な果汁、なめらかな食感
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二十世紀(にじっせいき):青梨の代表格!上品な甘さと酸味のハーモニー
「二十世紀」は、青梨の代表的な品種として長年親しまれています。さっぱりとした上品な甘さと、程よい酸味が特徴です。果肉はきめ細かく、シャキシャリとした食感の後に、とろけるような滑らかさが広がり、独特の風味があります。
- 旬の時期: 8月下旬〜9月下旬
- 特徴: さっぱりとした甘さ、酸味、きめ細かな果肉、独特の風味
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南水(なんすい):とろける甘さ!酸味が少なく人気の品種
「南水」は、非常に糖度が高く、酸味が少ないため、甘い梨が好きな方には特におすすめです。果肉はきめ細かく、とろけるような舌触りが楽しめます。日持ちも比較的良いので、ゆっくりと味わうことができます。
- 旬の時期: 9月下旬〜10月上旬
- 特徴: 高糖度、酸味が少ない、なめらかな食感、日持ちが良い
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【甘さで選ぶ】あっさり上品な甘さ?濃厚な甘みが好き?
梨の魅力は、その甘さにもあります。好みに合わせて、甘さのタイプで選んでみるのも良いでしょう。
強い甘みが特徴の梨
- 幸水: 梨の中でもトップクラスの糖度を誇ります。
- 新甘泉: 非常に高い糖度と豊富な果汁が特徴です。
- あきづき: 幸水と豊水の良いところを受け継ぎ、非常に甘みが強いです。
- 南水: 酸味が少なく、とろけるような強い甘さが特徴です。
さっぱりとした上品な甘さの梨
- 二十世紀: 程よい酸味と調和した、さっぱりとした上品な甘さです。
- 新高: 酸味が控えめで、すっきりとした甘さが感じられます。
- かおり: 独特の香りと共に、上品で優しい甘さが広がります。
【旬で選ぶ】梨を長く楽しむ!品種ごとの収穫時期
梨は品種によって収穫時期が異なります。旬の時期を知ることで、一番美味しい状態の梨を味わうことができます。
夏に旬を迎える梨(早生品種)
- 幸水: 8月上旬〜8月下旬
- 二十世紀: 8月下旬〜9月下旬
- 豊水: 8月下旬〜9月下旬
秋に旬を迎える梨(中生品種・晩生品種)
- 新甘泉: 9月上旬〜9月中旬
- あきづき: 9月上旬〜9月下旬
- かおり: 9月上旬〜9月下旬
- 南水: 9月下旬〜10月上旬
- 新高: 9月下旬〜10月下旬
美味しい梨の見分け方と保存方法
せっかくお取り寄せするなら、美味しい梨を選んで、鮮度を保ちたいですよね。
美味しい梨の見分け方
形: 全体的に丸く、ふっくらとしていて、いびつな形をしていないものを選びましょう
色: 青梨は緑色が濃すぎず、黄緑色になっているものが食べ頃です。赤梨は、お尻の部分が黄色く色づいているものが完熟のサインです。
重さ: ずっしりと重みがあるものは、果汁が豊富に含まれています。
軸: 軸がしっかりとしていて、乾燥していないものが新鮮です。
梨の保存方法
梨は乾燥に弱い果物です。
1. 乾燥を防ぐために、一つずつ新聞紙やキッチンペーパーで包みます。
2. ポリ袋に入れ、口を軽く閉じます。
3. 冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。冷やしすぎると甘みが落ちることもあるので、食べる1時間くらい前に冷蔵庫から出すのがおすすめです。
保存状態にもよりますが、おおよそ1週間〜2週間程度を目安に食べきるようにしましょう。
食べチョクで全国各地の旬の梨をお取り寄せ!
食べチョクでは、全国の農家さんが丹精込めて育てた、もぎたての新鮮な梨を直接お取り寄せできます。中間流通を省くことで、鮮度抜群の梨を、適正な価格でお届けすることが可能です。
今回ご紹介した品種はもちろん、地域ならではの希少な品種など、様々な梨と出会えるチャンスです。生産者さんのこだわりや、おすすめの食べ方も知ることができるので、梨をより深く楽しめます。
まとめ:あなたにぴったりの梨を見つけて、豊かな食卓を
この記事では、梨の様々な品種を「食感」「甘さ」「旬」の3つの視点からご紹介しました。
- シャリシャリとした歯ごたえが好きなら: 幸水、新甘泉、新高、あきづき、かおり
- とろけるような口どけが好きなら: 豊水、二十世紀、南水、愛宕
- 強い甘みを求めるなら: 幸水、新甘泉、あきづき、南水
- さっぱりとした甘さを求めるなら: 二十世紀、新高、かおり
- 長く梨を楽しみたいなら: 旬の時期をチェックして、様々な品種を味わってみましょう。
梨は、そのまま食べるのはもちろん、コンポートやサラダ、お菓子作りなど、様々なアレンジも楽しめます。
ぜひ、食べチョクであなたの「とっておき」となる梨を見つけてみませんか?