【食べチョクアワード2025 総合部門1位 & 米・穀類部門1位】「美味しい」を追求しつづける、さとうさんちのお米

2026/02/12 更新

総合部門1位は信じられない

今回、総合部門1位、米・穀類部門1位での受賞となりました。率直な感想を教えてください。

米・穀類部門で1位というだけでも信じられなかったのですが、さらに総合部門でも1位と聞いて、本当に驚きました。賞状と盾をいただけると聞いても、正直、自宅に届くまでは嘘だと思っています(笑)。

知識が全くない状態からのお米づくり

お米づくりは、いつ頃から始められたのですか?

もともと母の実家が農家で、私たちの住んでいた福島県南相馬市は東日本大震災の被害を受けた地域です。それで母の実家の相馬市に避難しました。実家の前は津波により瓦礫などで田畑も荒れ、少しずつ元の姿に復旧してる最中でした。

祖父母の体調不良もあり、父と母と私の3人で農家を継ぐことになりました。それまでは全員サラリーマンだったので、知識も経験もなく、本当に手探りでのスタートでした。

それまでお米づくりのご経験はなかったのですか?

知識は全くなかったので、近所の知り合いや農民連の方などに「こういう時はどうしたらいいのか」と聞きながら試行錯誤していました。もう田んぼの中で見かけたらすぐ捕まえに行ってました(笑)

基本的なことなのですが、水の管理や肥やしの選定など、色々と教えてもらいながら、自分たちのスタイルや好みに合うものを採用して、今でも色々と試しながらお米を作っています。

そんな中で、なぜ食べチョクを利用しようと思われたのですか?

地元でお米を販売するだけだと、周りにもお米農家は多く、買ってくださる方の数にも限りがあります。そこで、ECで販売しようという話になりました。

実際に始めてみると、「美味しい」と直接コメントでいただけるのが何より嬉しかったですね。今では北海道から沖縄までお客さまがいて、ECで販売する前までは考えられなかった状況です。

安心・安全を納得いくまで追求

お米づくりで、特にこだわっているポイントはどこですか?

化学肥料を使わないことには、特にこだわっています。地元の貝塚の層からミネラル分の多い肥やしを取ったり、大豆とミネラルを混ぜた肥料を使ったりしています。

また、粒のばらつきを抑えるために、魚が原料のものを肥やしとして田んぼにまくと粒張りや甘みが出ると聞き、取り入れています。

地元の肥やし屋さんや、無農薬にこだわるお米農家さんから教えてもらいながら、自分たちが納得できる味になるものを試して選ぶ、ということを繰り返してきました。
そのこだわりが実際にお客さまに伝わり、選び続けていただけているのは、本当に嬉しいですね。

ECで販売する上で、意識していることはありますか?

地元では当たり前のことが、決して当たり前ではないと感じる場面がありました。
例えば、白米に黒い斑点がつくことです。これは米だけにつくカメムシがお米の養分を吸った跡で、無農薬でお米づくりをすると出やすいものなのですが、EC販売を始める前に都内に住む親戚に送ったところ、「この黒いポチは何?」と聞かれました。

ECでは直接説明ができないため、現在は機械を導入して自動で取り除けるように設備投資もしています。EC販売ならではの工夫が必要だと感じました。

「美味しい」が原動力

今回のテーマ「声の力」を感じたエピソードを教えてください。

ご購入いただいた方には毎年年賀状を出しているのですが、お客さまから年賀状を返していただいたり、暑中見舞いをいただいたりすることもあります。中にはお電話で「価格が高くなっても、さとうさんちのお米を買います」と言ってくださる方もいて、そうした声に支えられて、お米づくりを続けることができています。

出荷できる量には限りがあるため、現在はリピーターさん向けの定期便を中心に販売していますが、実はすでに50件ほど新規のお問い合わせもいただいています。

これまでのお客さまを大切にしながら、新しいお客さまにも手に取っていただける機会を増やしていけるよう、これからも頑張っていきたいです。

結びに

インタビューを通して、「良いお米をつくる・届ける」ことに真摯に向き合い続ける姿勢が強く伝わってきました。その人柄がそのままお米の魅力となり、ファンが増えていく理由を実感できる時間でした。

定期便で出荷量の多くがすでに埋まっているとのことですが、今年は新規の方向けの販売も予定されているそうです。気になる方は、ぜひ商品をお気に入りにして、販売開始をお待ちください。

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