【食べチョクアワード2025 その他部門1位】「足さない、引かない」を大切にする村上養蜂さんの蜂蜜
夫婦で1からすべてを行う養蜂
養蜂農家としての活動は、いつから始められたのですか?
夫の実家が養蜂農家ではあったのですが、私たち夫婦は最初から養蜂農家としての道を選んでいたわけではなく、以前は普通にサラリーマンとして働いていました。
養蜂は未知の世界でしたし、実際にそれで生計を立てられるのかという不安も大きく、正直かなり悩みました。両親の手伝いで初めて採蜜の経験をした時、小さなミツバチ達の蜜を集める力に感動し、ミツバチに魅力を感じました。
そこから一つひとつ教わりながら独立し、現在は夫婦二人で養蜂農家を営んでいます。

自分たちで全て作るから、自信を持って語れる
養蜂で特にこだわっているポイントを教えてください。
養蜂は大きく分けて、「定置養蜂」と「転地養蜂」の2種類があります。
定置養蜂は巣箱を一か所に固定して飼育する方法で、転地養蜂は花の開花に合わせて巣箱ごと移動する方法です。
村上養蜂では定置養蜂を採用しており、販売している蜂蜜はすべて和歌山県で自分たちが採蜜したものです。百花蜂蜜やみかんの蜂蜜、はぜの蜂蜜などを作っています。

食べチョクを選んだ理由
そんな中で、なぜ食べチョクを利用しようと思われたのですか?
自分たちでECサイトを運営していたのですが、文言を少し変えるだけでも想像以上に大変で……(笑)。
日中は農作業で時間が取れませんし、商品を追加したり、少し文章を直したりするだけでも、かなりの時間がかかってしまいます。
そんなときに食べチョクさんを知り、スマートフォンひとつで商品管理や販売ができると分かって、とても助かっています。
直接お客さまに届けられる楽しさ
ECでの販売に力を入れる中で、変わったことはありますか?
これまで届けることができなかった方に知っていただき、実際に食べてもらい、さらに買い続けていただけることが、何より嬉しいですね。
ありがたいことにリピーターさんも多く、「届いたよ投稿」もたくさんいただいています。一つひとつ確認しながら、嬉しい気持ちでお返事をしています。
自然を相手にする仕事なので、どうしても収穫量が少ない年もあります。それでも待ってくださり、採蜜後すぐに注文してくださる方がいることは、大きな励みになっています。

ユーザーの声から生まれた梱包の工夫
今回のテーマ「声の力」を感じたエピソードを教えてください。
EC販売を始めた当初、瓶の破損が起きてしまったことがありました。確実に割れない状態でお届けするため、梱包方法を見直した結果、現在の形に落ち着きました。
それ以外にも、お客様からの投稿に「蜂蜜の瓶が可愛いので、そのまま使ってます!」というコメントもあり、瓶とボトル容器をセットにした商品も販売したりしています。
こうしたお客さまの声から気づくことや改善点も多く、今後もコミュニケーションを大切にしていきたいなと思います。

結びに
2025年の夏は猛暑の影響が心配される中でも、「今年も蜂たちと共に、良い蜂蜜を作っていきたい」という力強い意気込みを語ってくださいました。
「足さない、引かない」という村上養蜂のこだわりのもと、自然とともに作り上げる蜂蜜は、年間を通して販売されています。ぜひ一度、その味を手に取ってみてください。