私たちは農薬を否定するつもりはありません。
農薬を使わないと害虫や病気のせいで、大切に育てた作物を失う悲しみも知っています。
しかし、様々な生態系の一部として自然に育った野菜を食べたいと、私たちは本能で感じています。そのため、害虫に3割の野菜を食べられてでも、無農薬を貫いています。
私たちの畑では、土を掘ると必ずミミズに出会えます。
恐らく、化学肥料を使って効率化すると、良い働きをしてくれていた生物たちの生態系が崩れると思います。
難しい理屈は分かりませんが、この良い生態系を壊したくないので化学肥料は使いません。
日陰と水を好む生姜や里芋は、川の近くで育てています。
太陽を好むトマトやニンニクは一番日当たりの良い場所ですくすくと育てています。
野菜たちのことを深く理解して、喜びそうな場所で無理なく育てています。