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【前回のあらすじ】
自宅にに降りてきたイノシシを、自分で撃つの決めた伊藤梨恵の話。
11/9天候不良の為にいけなかったイノシシ猟。
二週間後に延期となった訳だが、その間に新たにみかん畑も荒らされたのであった。

11/23有害駆除に参加し、イノシシをついに撃った
狩猟7ヶ月目、8回目の狩猟
獲物を見て引き金を3回引いた

イノシシと猟犬(リキ)が揉み合いになっていた。
2頭が離れた隙にすかさず撃ったら
イノシシの逆襲に遭って私に体当たり。
頭が真っ白になった瞬間、リキがすかさず猛攻撃をしてくれて助かった。

また怪我するとこやった。やばかった。
今日も今日とて危なかった。
心臓バクバクやった。
致命傷まで与えれなかったけど
犬が行き止まりまで追い詰めて、最後はイノシシの急所をナイフでブスリ。
あぁすればよかった、あぁしなければよかった、色々と経験を積んだ1日だった。

おじいの1人が昔イノシシの逆襲に遭って
体当たりで太ももを刺され、腕や指を噛まれて27針縫うたって言ってた。
雑菌まみれの牙、自分の肉も引きちぎられて毎日点滴でかなり大変だったみたい
即死せずに手負いになったイノシシは、撃ったやつを襲うと聞いた。

今日のイノシシは顎を吹き飛ばされて
鼻をブラブラしながらも私に向かってきて
ゾンビかと思った

イノシシはさばいて、焼いて食べた
「命をいただきます」
いつものスーパーの肉にはない美味しさがあった

11/23日曜日の出荷はわずかしか用意出来ず、すみません
今は身体中が痛くて動けませんが、
明日からまた出荷頑張ります💪
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朝起きたら、イノシシに自宅の庭を掘られて無茶苦茶にされました。
ひづめの足跡がくっきりです。
はぁ、と思いながら庭全体を見回ると高台から地面まで土のところはほとんど掘られました。
さすがに民家に来られたら、色々と問題なんで。

6月に狩猟中の転倒で右足が2週間使えなくなり、完治まで4週間。
精神的にかなりショックだったし、親族友人から
「次は梨恵ちゃんが死ぬかもしれないから、狩猟はやめてくれ!もうやめろ!」
と言われて、私もその時はほんまに辞めようとしました。

でも時間が経つと、やっぱり射撃の練習に行こうと思い、射撃場に何度か通い200発以上撃ちました。
自分の装備や足の運びなど見直して
有田市山地地区の有害駆除にも復帰しました。
辞めなかった理由は、亡くなったみかん農家の伯父マサテルとイノシシを撃つ約束をしたからです。
猟友会がこんなに大変な事を、文句も言わずにやってくれていた事に感謝しているからです。

自分の家周りを荒らされた時、私がお前を撃ちに行くと決めました。
11/9日曜日、猟友会と山に入ります。
猟犬と、先輩おじい達とみんなの力を合わせます。
無事に下山が一番大事。
日曜日は1日猟に出ているので、出荷休みます。

命懸けで作っている有田みかん、今後ともよろしくお願いします。
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この投稿をした生産者

和歌山県 有田市

紀州伊藤園