

【ご挨拶】
紀州有田の伊藤園をご訪問いただきありがとうございます。
和歌山県有田市のみかん農家「伊藤 登美子」です。大正15年生まれの94歳です。
江戸時代初期の初代伊藤 長右衛門(寛永14年 1638年)から数えると農家の歴史は400年続いておりますが
食べチョクは1年生でございます。皆様どうぞよろしくお願いします。
【ご挨拶】
紀州有田の伊藤園をご訪問いただきありがとうございます。
和歌山県有田市のみかん農家「伊藤 登美子」です。大正15年生まれの94歳です。
江戸時代初期の初代伊藤 長右衛門(寛永14年 1638年)から数えると農家の歴史は400年続いておりますが
食べチョクは1年生でございます。皆様どうぞよろしくお願いします。
・農薬、除草剤の使用を最小限度にすることで、
自然と共存しながら栽培しています。
・園主とみ子は94歳現役で草刈り担当です。
・樹齢20年~40年の樹が多く、家族のように愛情を込めて育てています。
年数が経つにつれ味に深みが増します。
・ワックス、防腐剤は不使用なので皮まで安全安心です。
・有機肥料(海藻エキス・カツオエキス)を使用しており、
土壌の微生物やミミズが増えることで土が柔らかくなります。
豊かな土壌が果実を甘く育てます。
・「安全は美味しい」が当園のモットーです。
伊藤園は有田市が定める認定審査に各柑橘類ごとに毎年連続合格をしております。
長年農家に携わった私たちの舌でチェックし、出品することも大切ですが
みかんに情が移り、どうしてもひいき目になりがちです。
生産者だけでは気づかない審美性などをプロの目と味で厳しく確認頂くことも大切です。
有田市による抜き打ち検査など、必要項目に達していない場合は認定の取り消しや罰則が設けられる厳しい審査です。
私たちは最高品質を保つために日々精進しております。
<認定みかんの官能審査>
①抽出検査で、平均して糖度12度以上、酸度1.0%以下等厳しい品質基準を満たしています。
②味や外観、バランスに優れ、味覚審査に合格したみかんです。
みかん名産地である有田の中で、さらに優れた農家に認定書が送られます。
<審査委員>
・鎧塚 俊彦氏(審査委員長 パティシエ)
・髙野 豊氏(審査副委員長 マスターソムリエ)
・大桃 美代子氏(タレント)
他
私たちは1638年(江戸時代初期)より400年に渡り畑を受け継いでいます。
みかんの木は人の手が加わることで、元気にすくすく育ちます。
畑を手放すと6か月で木が枯れ始め、
野生の木が回りを覆いつくし、一瞬で雑木林になります。
現在も後継者不足で、多くの畑が手放され野生化となった林が点在しています。
みかんが実るのは年に一回、私たちは400回の収穫経験を経て
現在のみかんへと歴史を伝えております。
私たちといっしょに有田みかんの歴史を一緒に紡ぎませんか!?
当園のみかんをぜひご賞味ください。
●明治~大正時代の家族写真
昭和24年秋、23歳の私が嫁いだ先がみかん農家でした。
終戦して間もないころだったので決して裕福とは言えない暮らしです。
小さな子供たちを育て、やっと手が離れたと思ったら農作業へ戻る、の繰り返し。
鶏がその日産んだ卵をリヤカーに乗せ、子供たちと一緒に街へ売りに行ったりと、初めての農作業に無我夢中でした。
それが70年経った今もこうして続けているとは当時の自分もびっくりでしょう。
娘からは山でこけると危ないからと、畑になるべく行かない
ように言われていますが、雑草が気になってね、
今も天気が良い日は草刈りに行ってますよ。鎌を振り回している写真にも納得…!?
今まで70年に渡り、採れたみかんは大きな業者さんへ卸しており、
みなさんがどのように食べられているか聞いたことがありませんでした。
孫と一緒に食べチョクを始め、お客様からの感想をたくさんいただき、
時折涙ぐみながら、大変有難くお読みしています。
94歳にしてまだ新しい経験があるのかとびっくりです。
今もこうして勉強させて頂くことに感謝しながら、
生涯現役をモットーに皆様にみかんを届けて参ります。