40才を過ぎ残りの人生を「生きる為の大事な仕事」は何か?と考え、「農業」を仕事に出来ればとの想いで有機農家さんに研修生として受け入れてもらいました。43才夏から独立の為、現在お借りしている土地にご縁を頂き10年になります。
40才を過ぎ残りの人生を「生きる為の大事な仕事」は何か?と考え、「農業」を仕事に出来ればとの想いで有機農家さんに研修生として受け入れてもらいました。43才夏から独立の為、現在お借りしている土地にご縁を頂き10年になります。
2020年でアトピー歴53年になります。命に関わる病気ではありません。しかし私の人生に大きな影響を与えています。農業に関わる一つのきっかけでもあります。ですから私が育てる野菜は「アレルギーの有る方にも安心して食べてもらいたい」をイメージして作業に取り組んでいます。
農業を初めてから5年程は、ボカシや鶏ふん等の肥料は使用していました。経験を積み、色々な気付きが重なり「人間より遥か昔から命を繋いできた植物が、人間が肥料をやらないと育たない?」という気付がありました。家畜糞尿堆肥は飼育環境を考えるとリスクがあると言う考えから、刈草・自然栽培米の籾殻など里山で自給できる有機物を利用しています。
人参やほうれん草など花を咲かせて毎年(今年で4回目)種取りをしています。自家採取の種は30種程になると思います。種取りをした野菜はとても素直に育ってくれていて一番のこだわり野菜です。
10年前にご縁を頂いた私の畑は、地名に滝と名前が付いているように、横滝・産産滝と言う滝があります。棚田が広がる景観は美しく、常に水音を聞きながら作業している私は恵まれていると感謝しています。野菜が素直に育ってくれてるのも土地の地力が素晴らしいのだと思います。