安曇野ファミリー農産 果物部門4年連続1位&殿堂入り&りんごグランプリ2025最高金賞1位 信州りんご 幻のりんごの投稿一覧

昨日行われた「食べチョクりんごグランプリ2025」で、最高金賞1位になることができました。
「日本一のりんごが作りたい」──これは祖父の口癖でした。
農協から出版された本にも書き、家族があきれるほど、いつも言っていました。私は、祖父のりんごは日本一だと信じていました。
しかし、会社は赤字で、スタッフからは小学生の頃から
「給料が低すぎて結婚できない」と言われ、
会社を経営する父もスタッフも嫌いでした。
それでも祖父のことはずっと好きで、
毎日一緒に剪定した時間は、かけがえのないものでした。
祖父が農協の本を書いたのは、私が14歳の頃。
20歳のときに父が突然倒れ、祖父は認知症になりました。
私の名前も忘れてしまった祖父はある日、
畑に行くと14歳の頃と同じように剪定を教えてくれました。
その姿を見て、私は「継ぐ」と決めました。
絶対にうちのりんごが日本一だと証明して、会社を立て直す
──そう決めてから、
本気でりんご産業に向き合いたいので海外に3年生きました。
祖父のりんごを「日本一」と証明できて心から嬉しいです。

日本一の生産スタッフと、日本一の販売スタッフです。 正直、順位が全てではないし、全ての農家さんが誰かの「一番」だと思います。
それでも、祖父のりんごと、意思を継いだ親父、
そしてスタッフみんなのりんごの価値が証明され、本当に嬉しいです。
食べチョクアワードを獲っても、他のりんご農家さんに「ファミリー農産は量だけ、元一式は良くない」と言われたこともあります。祖父のりんごの価値がまだ証明できていないとモヤモヤしていましたが、じいちゃんが人生をかけて磨き上げた矮化技術と誘引には、
確かな価値がありました。
アメリカ研修中に祖父は亡くなりましたが、諦めなくて本当に良かったです。この機会をくださった食べチョクさん、本当にありがとうございます。

本当に、周りのみんなに感謝しています。
娘が2週間前に産まれたのでより頑張らないと💪
酒好きなじいちゃんに氷結とひ孫とたくさんお祝いだ!

中村元一「りんご作りは毎年一年生」
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