陽だまりファームの投稿一覧


こんにちは、陽だまりファームです。

このたび、
「三ヶ日陽だまりファーム」の名称が正式に商標登録されました!

これまでに
「陽だまりファーム」
「陽だまりみかんジュース」
といった名称でもブランドづくりを進めてまいりましたが、今回新たに地域名を冠したブランドとして、「三ヶ日陽だまりファーム」が認められたことに、スタッフ一同、大きな喜びを感じています。

この記事では、「農家が商標を取る意味」や「どのように活用していけるのか」について、少しだけ掘り下げてご紹介します。

商標ってなに?
「商標」とは、
商品やサービスを他と区別するための“名前”や“ロゴ”などのこと。

農業の世界でも、「この名前で売りたい!」という想いを守るために、商標はとても大切です。
たとえば、私たちが販売している「陽だまりみかんジュース」。この名前でブランドを築いてきたからこそ、他の誰かに同じ名前を使われてしまっては困りますよね。

商標登録をしておけば、その名称は法的に保護され、ブランドを守る強力な味方になってくれます。

これまでは“産地ブランド”、これからは“農家ブランド”の時代へ
これまでの農業では、「三ヶ日みかん」「静岡のお茶」といった産地単位のブランド力が非常に大きな役割を果たしてきました。
しかし、時代は少しずつ変わりつつあります。

これからの時代は、
農家や農業法人が単体で「顔の見えるブランド」を持ち、個性や価値観を発信していくことが求められるようになっています。

「誰が、どんな想いで、どんな方法で育てたのか」
そのストーリーに共感し、ファンになってくださる方々が増えています。

そのためにも、商標を取得して、農園名や商品名をしっかり守ることはとても重要です。
地域と連携しながらも、“農家発のブランド”としての存在感を育てていくことが、これからの農業経営のカギになっていくと私たちは考えています。

商標の今後の活用について
私たちはこれまで通り、

「陽だまりファーム」という農園名

「陽だまりみかんジュース」などの加工品ブランド
を軸に、ネット販売・ギフト・飲食店・地元コラボなどを展開しています。

今回の「三ヶ日陽だまりファーム」の商標登録をきっかけに、今後は

地域ブランドとしての価値訴求

農家単位のブランドとしての信頼性の確立

ふるさと納税や地域産直事業での差別化

観光・体験型コンテンツとの連携

など、新たな展開も視野に入れています。

最後に
これからの農業は、「モノをつくる」だけでなく、「ブランドをつくる」ことが重要な時代です。
産地ブランドとともに、農家や法人が自らの価値を発信し、選ばれる存在になることが、これからの農業を持続可能にしていく鍵になります。

今回の商標取得は、そのための大きな一歩です。
これからも“想いの語れる農産物”を丁寧に育て、皆さんにお届けしてまいります。

引き続き、陽だまりファームをどうぞよろしくお願いいたします!
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〜 安心・安全のその先へ 〜
いつも陽だまりファームをご愛顧いただきありがとうございます。
このたび、JGAP認証の更新審査を無事に終え、認証が更新されました!
JGAP(Japan Good Agricultural Practice)は、農産物の「安全」「環境への配慮」「労働の安全」「適正な農場管理」など、幅広い視点からチェックされる第三者機関による信頼の証です。
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● JGAP認証って、農家にとって何が大事なの?
JGAPの審査では、農薬や肥料の使用履歴の記録はもちろん、
安全な作業手順、作業員の教育、環境への取り組みなど、100を超えるチェック項目があります。
つまり、「見えない努力」が評価される制度なんです。
更新審査では、これまでの取り組みがしっかり継続されているか、さらに改善が進んでいるかも見られます。
無事更新できたということは、私たちの日々の農作業が「よりよい農業」として認められたということ。
とても嬉しく、そして身が引き締まる思いです。
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● お客様にとって、JGAPって関係あるの?
はい、実は大アリなんです。
農産物を買うとき、
「安心して食べられるものかどうか」「子どもにも食べさせられるか」
というのは、誰しも気になるポイントだと思います。
JGAP認証があることで、
「この農家さんは、きちんとした管理のもとで農産物を作っているんだな」
と、選ぶ際の安心材料になります。
また最近では、学校給食や病院、ホテルなどでも、JGAP認証の農産物が求められるケースが増えています。
さらに注目したいのが、大手小売店の動きです。
多くのスーパーマーケットや量販店では、食品の安全性やトレーサビリティが重視される中で、
JGAP認証を持っている農家との取引を推奨する動きが広がっています。
これはつまり、JGAP認証を持っていることで、
「安心・安全を重視する販売先から選ばれるチャンスが広がる」ということでもあるんです。
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● 陽だまりファームのこれから
認証の更新は通過点。
これからも「想いの語れる農産物を作り、働く人が笑顔となる持続的農業」を目指して、
日々こつこつと、でもしっかりと、農業に向き合っていきます。
そして、お客様には「おいしい!」と「安心」を、どちらも届けられるよう努めてまいります。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!
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今日は、畑に小さな小さなみかんの苗木を植えました。
そっと触れたくなるほど、まだ頼りない小さな苗木です。
でも、私たち農家にとっては、未来の果実を育む大切な一本です。

みかんが立派な果樹に育つまでには、実に数年の月日がかかります。
強い風や雨、病気や害虫… たくさんの困難を乗り越えて、ようやく美味しい実をつけるようになります。

私たちが苗木を植えるとき、ただ「果物を育てる」だけでなく、
「誰かの食卓に笑顔を届けたい」という想いを一緒に土に託しています。

きっと、今この瞬間も、みかんを育てている全国の農家さんが、
それぞれの土地で、同じように土に手を入れ、未来を見つめていると思います。

スーパーに並ぶみかん一つひとつには、
たくさんの時間と手間、そして愛情が詰まっています。

実は今日植えたこの畑は、昨年、鹿と兎の被害で苗が全滅してしまった場所です。
大切に育てていた苗木が一晩で食べられてしまった時の悔しさと虚しさは、今も忘れられません。

それでも私たちは、またこの地に苗を植えました。
しっかりと対策を講じながら、今度こそこの苗が無事に育つよう、心を込めて見守っていきます。

いつかこの苗木が、立派な果樹となって、甘くて美味しい実をつけたとき、
それを手に取った方に、「農家の想い」が届いたら嬉しいです。

小さな苗木が、大きな幸せに育ちますように。
そんな願いを込めて、今日も畑に立っています。
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みかんの苗木が盗まれるという現実

最近、みかんの苗木が盗まれる事件が発生しています。この田舎でも例外ではなく、農家にとって深刻な問題になっています。農作物の盗難は昔からありましたが、苗木が狙われるという事態は、私たち農家にとっては未来を奪われることに等しいのです。

苗木とは、将来たくさんの実をつけるはずだった大切な財産です。苗木が育つには何年もの時間がかかります。その間、農家は愛情を込めて育て、ようやく実を収穫できるようになります。しかし、その苗木が盗まれてしまえば、収穫の未来が一瞬にして奪われるのです。

みかんの木は植えてから収穫までに5年から7年かかることが一般的です。長い年月をかけて根を張り、枝を伸ばし、ようやく実をつけるようになります。その間、農家は土づくりや剪定、水やりなどの管理を欠かさず行い、大切に育てています。つまり、苗木が盗まれることは、農家の何年もの努力を一瞬にして無駄にされることを意味するのです。

このような窃盗事件が起こることは、農家にとって本当に悔しく、悲しいことです。農業は決して楽な仕事ではありません。天候や病害と戦いながら、皆さんに美味しい果実を届けるために、日々努力しています。そんな中で、心ない人の手によって苗木が奪われることは、私たちの心を大きく傷つけます。

消費者の皆さんには、この現実を知っていただきたいのです。農産物は、お店に並んでいるものを手に取るだけで簡単に手に入るように見えるかもしれません。しかし、その裏には、長い時間をかけた農家の努力と想いが詰まっています。その努力が奪われることの悲しさを、どうか考えてください。

私たち農家は、これからも変わらず真摯に作物を育てていきます。しかし、こうした窃盗を防ぐには、農家だけでなく地域全体で協力し、見守ることが不可欠です。農業の未来を守るために、皆さんの関心と支えが何よりの力になります。どうかこの問題を自分ごととして考え、ともに農業を支えてください。
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この投稿をした生産者

静岡県 浜松市浜名区三ヶ日町

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