
旬のごちそう!桜鯛のお手軽レシピ3選
桜の咲く季節に旬を迎える「桜鯛」。
春らしい名前の通り、この時期ならではの脂のりと、ほんのり桜色の身が特徴の魚です。
刺身や焼き物などさまざまな料理で親しまれ、春の訪れを感じさせてくれます。
この記事では、そんな桜鯛の魅力と、相性の良い春の食べ物を組み合わせたレシピを3品ご紹介。
おうちでも簡単に楽しめるアレンジで、春らしい食卓を楽しんでみませんか?
【目次】
桜色のごちそう、桜鯛とは?
桜鯛は、春の産卵期を迎える真鯛のことで、特にこの時期に瀬戸内海などで多く水揚げされています。ほんのりと桜色がかった美しい身と、やわらかく上品な味わいが特徴です。
名前のとおり、春らしい見た目と風味で、昔から季節の節目を彩る魚として親しまれてきました。
脂のりもよく、それでいて淡白すぎず、刺身や塩焼き、鯛めしなどさまざまな料理で活躍してくれます。
最近では、カルパッチョやソテーなど洋風にアレンジする方も増えていて、和洋問わず使いやすいのも魅力のひとつです。
桜鯛そのものを味わうのもいいですが、旬の春野菜と合わせることで、より一層春らしい一皿に仕上がります。
桜鯛×春の食べ物|アレンジレシピ
今回は今の時期におすすめな春野菜と桜鯛を使った料理を3つご紹介します。
1.桜鯛×湘南ゴールド
1つ目にご紹介するのは、湘南ゴールドとの組み合わせ。
湘南ゴールドは、神奈川県で生まれた春限定の柑橘。
やさしい酸味とほのかな甘み、華やかな香りが特徴で、桜鯛のような淡白な魚ともよく合います。
今回は、そんな湘南ゴールドをドレッシングと果肉の両方に使って、カルパッチョ風に仕上げました。
口に入れた瞬間、春の香りがふわっと広がる、おもてなしにもぴったりの一品です。
~桜鯛と湘南ゴールドの春風カルパッチョ~
【材料(2人分)】
・桜鯛(刺身用) 100g
・湘南ゴールド 1/2個(果肉+果汁)
・オリーブオイル 大さじ1
・酢 小さじ1(白ワインビネガーでも可)
・塩 ひとつまみ
・ブラックペッパー 少々
・ディルやベビーリーフ(飾り用) 適量
【作り方】
- 湘南ゴールドは薄皮をむいて果肉を一口大に切り、果汁も搾ってとっておきます。
- 桜鯛は薄くそぎ切りにし、お皿に並べます。
- ボウルにオリーブオイル、湘南ゴールドの果汁、酢、塩を入れてよく混ぜ、ドレッシングを作ります。
- 鯛の上に果肉を彩りよくのせ、ドレッシングをかけてなじませます。
- 仕上げにブラックペッパーをふり、ディルなどのハーブを飾って完成です。
もちろん湘南ゴールドは食べチョクでもお買い求めになれます。
ぜひ春限定の柑橘もお楽しみくださいね。
2.桜鯛×タケノコ
2つ目にご紹介するのは、タケノコとの組み合わせ。
春に旬を迎えるたけのこは、やわらかく甘みもあるため、刺身用の桜鯛とよく合います。
今回は錦糸卵と一緒にごはんにのせたちらし寿司風アレンジで、華やかな一品に仕上げました。
お祝いごとや春のおもてなしにもおすすめですよ。
〜桜鯛とたけのこの春ちらし〜
【材料(2人分)】
・桜鯛(刺身用) 100g
・たけのこ(水煮) 40g
・錦糸卵 1個分
・菜の花(下ゆで) 適量
・ラディッシュや紅芯大根 適量
・桜の花の塩漬け 適量
<酢飯用>
・ごはん(炊きたて) 1合分
・酢 大さじ2
・砂糖 大さじ1
・塩 小さじ1
【作り方】
- あたたかいごはんに、酢・砂糖・塩を加えて切るように混ぜ、酢飯をつくる。
- たけのこは穂先を薄くスライスし、さっと下ゆでする(市販の水煮を使う場合はそのままでOK)。
- 菜の花は塩ゆでして水気をしぼり、食べやすい長さに切る。
- 桜鯛はそぎ切りにしておく。
- 器に酢飯を盛り、錦糸卵を全体に広げる。
- 上に桜鯛、たけのこ、菜の花、ラディッシュ、桜の花を彩りよく盛り付けて完成。
桜鯛と相性バッチリなたけのこは今が旬の食材。
ぜひこの機会に食べチョク生産者さんのたけのこもご覧になってみてください。
今回は春の味覚「桜鯛」の魅力と、旬の食材を組み合わせた簡単レシピをご紹介しました。ご家庭でも手軽に楽しめるので、ぜひこの春は桜鯛を使った春らしい食卓を囲んでみてくださいね。
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