Passerelle Rose（パスレル ロゼ） 2024

八ヶ岳南麓にある「大井ヶ森（おおいがもり）」という土地で育てた有機栽培のカベルネ・フランを100%使用したロゼワインです。

赤ワインの副産物としてのロゼ（セニエ法）ではなく、ロゼのために黒ブドウを丸ごと使用する直接圧搾法により仕込みました。圧搾時に短時間のマセラシオン・ペリキュレールを行うことで、黒ブドウ由来のほのかな苦味による心地よい奥行とスパイシーさを引き出しています。

味

外観は淡いサーモンピンク。フローラルなアロマにラズベリーを思わせる赤系の果実のニュアンスがあります。口当たりはなめらかで、フレッシュな酸とジューシーな果実味、黒ブドウ由来のスパイシーな苦み・渋味がアクセントとなり白ワインとは異なる奥行を感じられます。

栽培・生産のこだわり

〇原料ブドウについて
2024年は人員を増やし、より細やかに手を入れられたことで、例年以上に健全な状態を維持することができました。収穫時期にやや天候が不安定となり難しい判断を求められましたが、熟度や酸のバランスを慎重に見極めながら、天気の良い日に収穫を行いました。

〇ワイン造りについて
冷却した新鮮なブドウを酸素に触れない環境で房ごと優しく搾汁（その際に１時間程度のマセラシオン・ペリキュレールを実施）。安定した自然発酵を促すためにスケールアップ法（少量の果汁から発酵を開始し段階的に果汁を継ぎ足していく方法）による低温発酵を行いました。発酵終了後、上質な滓と共に６ヶ月間寝かせ、最後に最小限の亜硫酸を添加しボトリングしました。
※ホールバンチプレス（窒素置換）、直接圧搾法、ステンレスタンク、無補糖、自然発酵、瓶詰前に最小限の亜硫酸を添加しています。

産地の特徴

山梨県北杜市長坂町大井ケ森（標高850m、自社単一圃場）

品種の特徴

カベルネ・フラン100%
※原料ブドウはオーガニック認証を取得しています。（認証No.OFPA22-002）

アルコール度数

12.0%