燦燦農園

愛媛県 今治市

燦燦農園

木村 洋一

食べチョク登録:2020年09月

神奈川県生まれの脱サラ農家です。愛媛県の瀬戸内海の島でキウイフルーツや柑橘を育てています。就農して18年目になりました。
私たちが一般の農法とは違う道、つまり手間と知識を必要とする**自然農法【無農薬・無肥料栽培】**を選ぶのは、「お客様の食卓の安全」と「未来の地球環境」を守るためです。

1. 畑の土が育む**「無肥料栽培」**の力

肥料を与えなくても作物が育つのは、土の力が最大限に引き出されているからです。

(1)強い生命力
肥料に頼らないことで、作物は自ら地中深く根を張り、自然界のミネラルや水分を自力で得るようになります。これにより、病害虫や環境の変化に負けない、生命力に満ちた強い作物が育ちます。

(2)クリアな味わい
肥料による急激な成長をさせないため、えぐみが少なく、素材本来のクリアな美味しさが凝縮されます。

(3)環境への貢献
肥料の製造や輸送に必要なエネルギー消費、そして肥料の使いすぎによる水質汚染のリスクをゼロにします。

2. 地球を救う**「生きた土」**を育てる

私たちの畑には、目に見えない**微生物(バクテリア、菌類など)**が土壌の主役として働いています。
微生物は、有機物を分解して作物の栄養に変える**「自然の循環」**の担い手です。私たちは、彼らが元気に活動できる環境を整え、農薬や肥料に頼らない、力強い作物を育てています。
「生きた土」を育てることで、大気中の二酸化炭素(CO₂)を土の中に閉じ込める(土壌炭素貯留)力を高めます。これは、農地から地球温暖化の解決に貢献しています。

3. 生命を守る:農薬への**「待った」**

私たちは、農薬の使用が引き起こす**「生命の循環の歪み」を無視できません。農薬**の不使用にこだわります。
農薬は、受粉に不可欠なミツバチを大量死・失踪させる原因の一つとされています。ミツバチが飛び交う健全な環境こそが、安心・安全の証です。
また、食品に残る微量の農薬が、特に子どもの健康に長期的な影響を及ぼす懸念が指摘されているため、私たちは心からの安心をお客様にお届けすることを最優先します。

4. 誠実な農業を続けるという決意

農薬や肥料の使用を断つことは、手間、知識、忍耐が必要な「理想と現実」の挑戦です。しかし、人間の健康を左右する食品を作る農家として、私たちはこの手間を惜しまず、「いのち」を宿した、力強い食べ物をお客様にお届けし続けることをお約束します。

燦燦農園のこだわりにご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

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