大納川の酒造りは蔵人5人のチームワークを大事にしております。造り手の思いをファンの皆様へしっかり伝わるように、機械に頼らず極力手仕込みで酒を醸すようにしております。特に力を入れているのが原料処理。蔵直下20mを流れる保呂羽山の伏流水を用いての洗米作業、甑への盛りは手作業で行っております。
酒造りの総責任者を杜氏(とじ)と呼びます。その中でも秋田県横手市山内村出身で形成される「山内杜氏(さんないとうじ)」は全国5大杜氏集団の一つであり、その精巧な酒造りと技術は伝統として代々引き継がれております。大納川の杜氏「佐藤好直」は25年の酒造経験を持ち、山内杜氏としての誇りと使命を持ち、酒造りに日々取り組んでおります。
酒の香りや味わいを決める一つに酵母の影響があります。大納川では、自社で採取した蔵付き酵母2種を中心とした酒造りを行っております。蔵の環境で育った蔵付き酵母は、言うまでもなく蔵内での仕込む大納川の酒との相性抜群です。