あわせ買い対象
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重量・ 容量 |
約30kg
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ヤマト運輸(食べチョク特別送料)
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送料
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| 種別 |
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| 産地 |
新潟県
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賞味期限 / 保存方法
発送から60日間
湿気の少ない涼しい場所
商品説明
◆どこで作られたお米?―――日本最大級の「河岸段丘」が広がる、新潟県津南町◆
この地のお米作りの始まりは、今からおよそ30万年前に遡ります。日本百名山・苗場山が大噴火し、溶岩は大地を覆いました。やがて、日本一長い信濃川が40万年もの時間をかけてその大地を削り、いまの棚田の風景が重なる美しい「河岸段丘」が誕生しました。
私たちの田んぼを潤す水は、山々に降り積もった雪がゆっくりと大地に染みこみ、溶岩の地層の奥深くを40年かけて流れ、ようやく地上に湧き出たもの。―――つまり、私たちのお米は“悠久の時が生み出した一粒”なのです。
◆誰が作ったの?―――農業歴45年の物語◆
私が初めてトラクターに乗ったのが中学3年生の時…。高校卒業後、両親の指導のもとで水稲栽培を学び、結婚と同時に経営を任されました。
正確には農業歴45年、従来コシヒカリからBLコシヒカリへと大きな転換期もありました。従来品種のころは、「魚沼産コシヒカリ」はまさに王道、長きに渡りあぐらをかいていましたが、BLに品種改良されたと同時に消費者の目が厳しくなり、従来に勝るとも劣らないお米づくりに研究を重ねてきました。
JA全量出荷だった時代からネット販売にシフトして、消費者の皆様のお声をダイレクトに受けたことで私のお米に対する探究心は更に深まりました。一方で、年々温暖化の影響で難しくなるお米づくり、探究心と相まって天候不順に対するリスクマネジメントも高くなったことは間違いありません。
これからのお米づくりをどうしていくのか、日々悩んでいますが、悩むことが前に進むことだと信じて励んでいる今の私です。
◆お米の特徴―――本当の“美味しさ”を探求◆
ここ津南町には、全国名水百選「竜ケ窪の池」など、湧き水の源が幾つもあります。真夏の暑い時期でも安定した湧水量で、田んぼに引く水が枯れることはありません。このミネラルたっぷりの天然水が美味しいお米を育ててくれます。8月の稲の登熟期には、昼夜間の温度差は10度以上になり、この温度差が、デンプンの成分を程よくしてくれますので、後々の「粘りのあるお米」になるのです。
① 苗づくり
苗づくりのキーポイントは、「ポット苗栽培」です。私は平箱苗と比べて手間のかかる「ポット苗」を栽培しています。1枚の苗箱には、448個の穴が網目状に並んでいて、一つ一つの穴に土、肥料、種籾を入れて苗を育てますので、田植え後も元気に丈夫に育ちます。
② 土づくり
“良質なお米は良質の土壌から”をモットーに、「エコな土作り」に力を注いでいます。稲刈り後、田んぼに残った稲ワラの上に有機肥料ともみ殻を撒き、一緒に土にすき込むことによって稲ワラ自体が堆肥となり、最高の土壌ができあがります。そうして、循環型農業の実践と土壌改良にも役立てています。
この土壌のおかげで、一般的な慣行栽培と比べて化学肥料5割減、農薬4割減を実践しています。
③ 食味値
お米の味(食味)と食味値には密接な関係があります。中でも「タンパク質の値」はお米の美味しさを左右するほど大きな要素を占めており、タンパク値が高い=窒素成分が多い=肥料過多で多収量⇒「不味いお米」と判定されます。(地元JAさんはタンパクの目標値が5.0~6.0%になるよう指導をしています。)肥料が多ければ美味しくなるわけではないのです。反対にタンパク値が低いほど食味値の点数は100点に近づきますが、高すぎず低すぎない適度な値こそが美味しいお米の判定基準と言えます。令和7年産の我が家の値は「4.7%」でした!
④ 乾燥・調整の実践
お米の品質は栽培過程だけでなく最後の「乾燥・調整作業」で決まります。我が家では令和2年から遠赤外線乾燥機を導入して、お米の芯から乾燥させる方法を取り入れました。お米は表面も内部も均等に熱が行きわたり、スムーズに乾燥できますので、旨味成分をしっかりと閉じ込めた米粒に仕上がります。
また、お米の“美しさ”にもこだわり、令和5年から米選機網目を1.95mmにして青米を取り除き、さらには色彩選別機でカメムシ斑点米、着色米、シラタ等を取り除きますので、白く艶やかなお米を皆様のもとへお届けすることができます。
◆私の思い―――大地の恵み“津南の水”に感謝!届けたいのは『ホンモノの米』◆
梅雨時期以降、天候はますます不安定になってきました。春秋の季節は短く、暑い夏が長引く超温暖化気候。そんな中でも、この土地にはミネラル豊富な湧き水が絶え間なく流れ、猛暑を耐え忍ぶ稲たちを一瞬でヒンヤリ冷ましてくれる――まさに生命の源です。この水のおかげで、高品質なお米を育てることができ、数々の苦難を乗り越えていけます。心から大地の恵みに感謝です!
毎年の予想できない気象変化には常に頭を悩まされますが、人生をかけて“美味いお米”を追求したい、そしてお客様を喜ばせたい。この気持ちをベースに、私が目指す『ホンモノの米』、ふっくら艶々ピカピカの魚沼産コシヒカリを皆様にお届けします!