「宝の海 有明海」だから生まれる本物の味をお届けします
筑後川をはじめ百を超える河川が入り交じり、多くの生命の源となっている、有明海。古来より「宝の海」といわれ、日本の食文化を支えてきました。干満の差が最大5〜6mもあるため、干潮の際に海苔が空中にさらされ、旨味成分や多くのミネラル類に富んだ海苔になります。その自然の力に、さらに長年培った技術を加え、より一層美味しい海苔を育て、作り上げます。
口の中で、ふわりと香り、とろりと溶ける「初摘み海苔」だけを使用
お茶にも新茶や一番摘みがあるように、海苔にも「一番摘み海苔(初摘み海苔)」があります。色艶が良く、食感や風味が最も優れている高い価値があるものとして珍重されてきました。『紫彩』と『藻紙』は、この「初摘み海苔」だけを使用した、海苔生産者が自信を持ってお勧めする海苔です。
海苔本来の姿と旨み、栄養分をそのまま
海苔漁師は、収穫した海苔を陸上に持ち帰り乾燥作業までを行います。従来の四角い海苔は、海から摘んできた海苔をミンチにかけて細かく裁断し、海苔簾(す)の上で和紙を漉くように作りあげますが、『紫彩』は海から摘んできた海苔をそのままの形で乾燥しています。この形状の海苔を「ばら干し海苔」と呼びます。こうして、ビタミンやミネラルなどの栄養分の流出を最小限におさえ、海苔本来のうまみや風味が詰まったばら干し海苔「紫彩」ができるのです。
海苔を通した橋渡しと恩返し
私が子供の頃、漁師という職業は憧れの職業ではなく、きつくてきたない、かっこよくない、稼げないというやりたくない4Kの職業でした。
でもいざ漁師になってみると、やりがいのある、頑張れば稼げてかっこいい職業だということに気付きました。
自分が楽しくかっこよく漁師をやっている背中を、自分の子供や若い人たちに見せていきたいです。
そして、私とアリアケスイサンは、有明海と海苔によって生かされています。
また、大川市というまちに支えられています。
多くの方々にこのまちに来てもらい、有明海の海苔生産の現場を観てもらい、食べてもらい、知ってもらいたい。
海苔を通してその橋渡しをし、地域に貢献し、恩返ししたいです。