千葉県はいすみ市の国吉地域は里山の豊かな田園風景が広がるおだやかな場所。そこで育つお米は「いすみ米」と称され、千葉三大米のひとつに数えられています。
マグネシウムを含んだ重粘土質の土壌で育つお米は粘り気と甘みの強い美味しいお米。その質の高さから、献上米として扱われた歴史もあります。“冷めても美味しい”と言われ、おむすびにも最適です。
太陽、水、空気、生き物の循環が見える田んぼの中の小宇宙で育つ、豊かさの結晶としてのお米。農薬や肥料を使わなくても稲は育ちます。しかも田んぼに繋がる川や海にまで優しい。お米を食べる私たちと環境にやさしい育て方を選択しています。
自らの体に丁度良いバランスで穂をつける稲は、台風でも倒れる事はありません。
「いすみブランド」とは・・・
いすみ市いすみブランド認定委員会が厳正な審査を行い、いすみ市で漁獲、生産された優良な水産物・農産物・加工品等を「いすみブランド」としていすみ市が認定したものです。
この度「つるかめ米」もいすみブランドの一つとして認定されました。
世界遺産ともいえる日本の里山。自然と人間が共存して互いの豊かさを享受し合っている素晴らしい日本の文化です。
「鶴は千年、亀は万年」
長寿や縁起を祝うときの言葉としてはもちろんのこと、先祖が何万年と築き上げてきたものを私たちがさらに広げて磨き上げ、今のこども達に、千年先、その先まで永く残していく思いを込めて名づけました。
また、ここは田んぼに鶴が飛来したり、海亀も毎年産卵したりするところでもあり、そんな豊かな自然に抱かれた場所でもあります。
お米は様々な儀式や風習など、日常の生活様式にも深く関わる特別な存在と言えます。豊作を祈願したり、収穫に感謝したり。それは日本人にとって欠かすことのできない精神の持ちようであるといえます。