米の直売農家 阿部文吉

新潟県 燕市

米の直売農家 阿部文吉

阿部武由

創業:2014年04月
食べチョク登録:2024年02月

お米は薬やサプリメントではない安全であっても美味しくなければ食べ続けてもらえない。安全・安心にこだわった「おかずのいらないコシヒカリ」。美味しい米を収穫したいその一心で田んぼで汗をながしています

経歴・沿革

【米作りはもうやめよう】
米作りは儲からないしセガレは東京で所帯を持ったし農業機械を買う金もないし、もう俺の代でやめようと思って会社勤めをやめた60歳になってから始めました。しかしどうせやめるならとことんやってやめようと思いました。なので初めは全くうまくいきませんでした。まず散らばっている田んぼの場所がわからない。隣の田んぼに肥料を撒いたり、トラクターで耕したりしました。そのくせ自分で作った米は自分が値段を決めるんだと直売を始めました。しかし全く売れませんでした。焦るあまり米詐欺にひっかかり米代金を回収できず地獄を見ました。米を作っても食えない時期が3年ほど続きました。関東や関西のこだわりスーパーを雑誌やネットで調べ片っ端からサンプル米を送り電話をかけ続けました。でも飛込営業というのはうまくいかないもんですね。
【下町ロケット効果】
ある時、地元の観光センターにつばめ返しの納品に行ったら、担当の女性から「阿部さんそこ下町ロケット米を置くから阿部さんのは端っこに置いて」と言われて初めて下町ロケットが燕市でロケをおこなっていることを知りました。その頃からWebサイトやふるさと納税が馬鹿売れしてきました。しかしTV放送が終わったらピタッと止まりました。世の中に天地人現象というのがあるそうで大河ドラマやマスコミで話題になったのは長続きしないと言われていますが本当にその通りでした。
【横田切れ】
燕市小池というところは新潟県のほぼ真ん中にあり明治29年7月の横田切れで未曽有の大洪水に見舞われ全て泥の下に埋まりました。そのため「砂壌土」と呼ばれる運ばれたきた川砂と元々あった肥沃な壌土が混じりあった土地です。肥料の持ちが悪く昔は鳥またぎ米と呼ばれていました。しかし爺様や父親の代の血のにじむような努力によって今では新潟でも有数の米どころとなっています。

メディア実績

2020年4月17日・21年7月30日他、元三条新聞・新潟日報にユニークな米生産者として何回か掲載されています。

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