陽だまりの里 足立柿園の投稿一覧

こんにちは陽だまりの里足立柿園です。浜松で次郎柿の栽培と販売をしています。

ユニバーサル農業の紹介の続きです。
一般的な農福連携だと障害を持った人を労働力として見ていて、その人達の力を借りて農業をしていきます。一方でユニバーサル農業はそこからさらに一歩踏み込みます。それは障害を持った人たちがその特性を生かして働くことで企業がより利益を生み出し、その仕組みによって会社を差別化して企業として成長することです。高齢者や障碍者は病院でお金を払ってリハビリをします。仕事をして、人の役に立ち、賃金をもらえ、さらにリハビリになったら素敵ではないですか?それによって企業も成長することが出来たら、まさにウィンウィンの関係になれると思います。
私たち足立柿園は法人化する前は家族とアルバイトさん数人でやる農家でした。私が小学校に入る前、父と母、お手伝のパートさんと次郎柿の木を植えて新しい果樹園を作る作業をしてくれました。それから30年、そのパートさんは今でも足立柿園に仕事に来てくれています。その時の柿畑も毎年、果実をたくさんつけてくれています。しかし、そのパートさんも高齢になり農作業が大変になってきました。うちの父と母も仕事が大変そうです。以前までの足立柿園では高齢になって仕事が大変になった人は農園をやめていきました。しかし、自分たちの手で柿園を作りそれから30年も柿の世話を続けてくれているパートさんを役に立たないからやめさせるのは心が痛みます。しかし、企業として利益も考えなければいけない。どうにかしてどちらも両立できる会社を作っていきたい。それが私がユニバーサル農業を勉強し始めたきっかけです。
私たちはユニバーサル農業を自社にも取り入れることを目指しています。人は誰かの役に立ったり、活躍したりしたいものだと私は思っています。私の会社が様々の条件の方でも生き生きと仕事ができ活躍できる場所になっていけたらと思っています。
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こんにちは陽だまりの里 足立柿園です。
次郎柿の栽培や販売をしている浜松の柿農家です。よろしくお願いいたします。

今、私はユニバーサル農業というものを勉強をしています。ユニバーサル農業はユニバーサルデザインという言葉から着想を得て言います。それは「誰でも、どんな人でも使いやすいデザイン」と言い換えられます。それと同じようにユニバーサル農業とは「障害を持った人でも高齢な人でも活躍できる農業」のことです。
浜松には「京丸園株式会社」という企業があります。この会社はユニバーサル農業の考え方を作った会社で、この会社では社内で働く4分の1の方が障害を持った方々です。京丸園株式会社では人を仕事に合わせるのではなく、仕事を人に合わせるやり方をとっていて、障害を持った人たちがどうしたら仕事をもっとうまくできるのだろうか、その人の特性をどうやって仕事に生かせるかを社内全体で考えてそれに合った取り組みをしています。その例の一つが「虫トレーラー」です。あなただったら動きが遅い障害を持った方にどのようなお仕事を任せますか?
普通の会社だと動きが遅いと仕事が遅れてしまって怒られてしまうかもしれませんよね。しかしユニバーサル農業では動きが遅いことはその人の特性だと受け入れてその人がどのようにしたら活躍できるかを考えます。そこで野菜についた虫を吸い込む掃除機、虫トレーラーが活躍します。これは急いで動かすと虫を見逃してしまいうまく取れません。ゆっくりやることが重要な器械です。動きがゆっくりの方に合った器械です。このように農業の仕事をユニバーサル化してどんな人でも活躍できるようにしていくのがユニバーサル農業です。
こうしたユニバーサルな仕事を社内でも作っていくことが出来ないか勉強中です。
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