【規格外野菜利用】 3月のオーガニック・シェフセットS

【規格外野菜利用】 3月のオーガニック・シェフセットS

農薬や化学肥料の力を借りないオーガニック栽培は、あまり大きくなりません。
形が悪かったり、傷ついたり、虫にかじられた跡や穴があることもあります。

しかし、そうして育った野菜は「生きる力」を持った元気な野菜です。

そんな規格外野菜が入り、簡易包装を一部使うことで野菜を増量したのがシェフセットです。
全部が規格外野菜というわけではありませんので、お使いやすいです。

◎飲食店ではない一般のご家庭でも購入可能です。

◎増量はしていますが、オーガニック野菜ですので「あふれんばかりに盛りだくさん」ということはありません。

◎オーガニック野菜は旬の時期にしか育ちません。3月にお届けできる野菜をご紹介します。
       
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【新玉ねぎ】
タマネギの大産地は北海道と兵庫県淡路島ですが、新玉ネギは静岡県浜松地区で、12月くらいから出荷されます。地元では遠州地域は冬の晴天率が日本一で、これによって温室メロンやレタスや新玉ねぎなどの冬の野菜が美味しいとされています。
しあわせ野菜畑ではタマネギの品種を6種類くらい育てていますが、新玉ねぎとして出荷する早生(わせ)の品種は、浜松の篠原地域特産の品種です。甘くてみずみずしいのが特徴です。8月23日に播種をして、10月23日から1週間かけて1本一本定植をしました。そのあと草をコツコツとっていると12月くらいから少しずつ太り始めました。オーガニックの場合は新玉ねぎといっても3月がスタートになります。晴天率日本一の空の下、寒風の中、冬の太陽をたくさん浴びて育ったタマネギです。


【キャベツ】
8月5日播種、9月22日定植、2月1日から収穫予定です。
静岡市にあるキャベツ育種を得意とする石井種苗さんお勧めの品種です。
キャベツは一年中出回っていますが、それは日本の南から北までをリレー栽培しているからです。
静岡ではキャベツが12月から5月位に採れますが、
農薬をかけない場合はもっと短くて2月から4月の3か月間くらいです。
静岡は2月でも雪が降りません。
青空の下、冬でも太陽をたくさん浴びて大きくなったキャベツは旨味が詰まっています。
肉厚ですので加熱時間を長くしてください。
キャベツの甘味が堪能できます。

【白ネギ】
昨年の3月30日に播種をして、5月26日から定植をして、成長に合わせながら土寄せをして、12月から収穫を開始しました。土寄せをすることで白くて太くて甘い白ネギとなります。
1年かけて育てた白ネギですが、3月になるとネギ坊主ができ、4月になると花を咲かせて種ができ役目を終えます。ネギ坊主は蕾の集合体ですからその下にあるのは茎です。ただ、緑色をしているのでネギの葉と見た目の区別化つきにくいです。
「今回の白ネギは芯があるなぁ」とか、「なんとなく筋っぽいなぁ」と感じたらトウ立ちが始まっているかもしれません。でき始めのネギ坊主はとても甘くておいしいです。トウの立ち始めの白ネギも食べられます。むしろ栄養価は高いです。1年かけて大きくなった一番栄養が乗っている時期です。筋っぽくなることがあるかもしれませんが、この時期ならではの白ネギを楽しんでください。

【サツマイモ】    2027年11月号より
サツマイモの原産地はメキシコ周辺の熱帯アメリカで、コロンブスによってヨーロッパに紹介され、インド航路でアフリカ、インド、東南アジアに伝わり、日本へは中国を経由して鹿児島(薩摩)から日本全国へ広がりました。
焼き芋は冬の定番ですが、熱帯アメリカ原産のサツマイモは冷蔵庫に入れておくと傷んでしまいます。北海道産のサツマイモを見ないのも、サツマイモが熱帯原産で寒さが苦手だからです。
しあわせ野菜畑のサツマイモも11月に収穫したのを、冷蔵庫ではなくオイルヒーターの保温庫に保存したものです。サツマイモは収穫したばかりより少し保存した後の方が甘くておいしいです。オーガニック栽培のサツマイモは特に甘みが増していて好評です。
農薬や除草剤を使っていませんので、皮も安心して食してください。

【大根】
 皆さんは大根の花を見たことがありますか。小さな白い花びらの清楚な花です。
 寒い冬を過ごした大根は4月位になると花を咲かせてしまいます。
大根は1年中出回っていますが、一番おいしいのは1月から3月です。
お届けするのはタキイ種苗さんの「冬みね」と「濱の春」という冬大根の代表的な品種です。
昨年の10月5日に種をまきました。晩生(おくて)の品種なので最初の生育はゆっくりで大きくなるのか心配したくらいですが、1月2月の寒風の中で大きくなりました。露地栽培ですので時には凍るような寒い日がありました。そんな中でも育った生きる力がいっぱいの大根です。

【ニンジン】
 大根と同じようにニンジンも春になると花を咲かせます。小さな白い花がレース状に広がります。
花を咲かせるために茎が伸びていくことを「トウが立つ」といいます。3月のニンジンはこのトウ立ち前のニンジンです。冬の寒さで甘味を増しながらも熟したような濃い味がします。しっかり加熱するほど旨味を増します。

【ホウレンソウ】
 雪が降らない静岡では冬でも野菜が育ちます。3月にお届けするホウレンソウは12月に露地の畑にまいたものです。温室にまけば5日間くらいで発芽するホウレンソウも、この時期だと露地だと発芽まで1か月間くらいかかります。太陽の光を浴びようとして葉をいっぱいに広げて育ちます。寒さに負けないように葉肉がとても厚く、凍らないように凝固点を下げるために細胞内に光合成で作った糖分を始めたくさんの成分を貯めます。
冬に露地栽培で育ったホウレンソウは甘みも旨味も食感も格別です。ぜひ食してみてください。

【切り干し大根】
 静岡の西部地方は冬の間「遠州のからっ風」という西風が吹いています。オーガニックで育てた大根を、このからっ風で天日乾燥させました。農薬も除草材も使っていませんので、皮付きで濃縮させる切り干し大根も安全です。有機肥料でゆっくり育って味が濃い有機大根が乾燥することで旨味がさらに増しました。そのまま、ポリポリ食べられるくらいに美味しくて、切り干し大根が苦手だった方にも非常に好評です。
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