主人（農房主）の実家が農業をやっており、農業は物心ついた頃から生活の一部でしたので、おのずと農業を仕事にしていきたいと言う気持ちはあり、農業高校、農業大学校に進みました。
実際農業を始めるにあたって、環境の負荷がより小さい有機、農薬不使用の方法で行ないたいと思い、有機農家も多く、野菜栽培には絶好の環境である信州佐久望月に移住し、就農いたしました。
百笑農房は信州東部の北に浅間山、南に蓼科山を臨む佐久望月の標高約700mの高原地帯にあり、そこは気温差が大きく、澄み渡る水や空気、晴天率の日本屈指の高さを誇る絶好の自然環境です。農業も盛んで、Iターンの新規就農の有機農家が多いのも特徴です。中山道の望月宿があり、野菜やお米、果物が本当に美味しく、温泉もあり、人もとても親切。百笑農房を始め、多くの移住者が地元の方々と共にこの地で新たな一歩を歩んでいます。東京から新幹線で約1時間半。近くには軽井沢もあり、東京からも気軽に来られるとても過ごしやすい場所です。
百笑農房は数種類の野菜を栽培していますが、主役は「食べる宝石」有機オレンジチェリー（食用ほおずき）です。
オレンジチェリーって何？ ⋯はい、それは食べられるほおずきなんです。オレンジ色でさくらんぼのようなかわいさ、濃厚でそこはかとない優しい甘味と酸味が口いっぱいに広がる食味はまさに「食べる宝石」です。
「食べる宝石」有機オレンジチェリーはその他にも美容と健康の両面から大変注目され、ビタミンAがトマトの4倍、鉄分がトマトの2.5倍、そしてビタミンB群のイノシトールが豊富で、いわゆる「スーパーフード」「アンチエイジング」と呼ばれています。見ても良し、食べても美味しいオレンジチェリーはきっと皆様をとりこにしてくれるでしょう。
初めて「食べる宝石」有機オレンジチェリーを食べた瞬間、ビビビッ！と電気が走るような大きな衝撃を受け、この驚きや感動をもっと多くの方々に広めたいと思ったのがきっかけです。安心安全、美味しさは当たり前 。百笑農房は農薬不使用で国内でも数少ない有機JAS認証を取得（オレンジチェリーのみですが、他の作物も同基準で栽培）しています。
毎年畑の⼟壌検査を⾏ない、その結果を基にバランスの取れた施肥設計を⾏ない、環境の負荷を少しでも軽減しています。
百笑農房のオレンジチェリーにはもう１つの特徴があります。
それは、「塩ほおずき」という味の濃いオレンジチェリーをお届けできるよう、あえて海から⼀番遠い信州佐久望⽉で私達の故郷である瀬⼾内海の海⽔を使った栽培にチャレンジし、今出来る最⼤限の「愛情と⼿間暇」をかけて栽培しています。瀬⼾内海の海⽔にはオレンジチェリーの光合成のための原料であるマグネシウムがたくさん含まれているのです。
他にも「農福連携」に取り組み、地域の利⽤者の⽅と協⼒して農作業をする中で、「農業」「福祉」を通して地域の課題解決に向けて少しでも貢献が出来ればと思っています。
オレンジチェリーはまだ珍しく栽培法が確立していない上に、夫婦2人の小さな農家が大きな規模で行なうことは大きなリスクを伴います。
でも、これをメインでやっていく決意の強さが農家としての百笑農房の想い＝ミッションであり、規模を広げる一因でもあります。規模を拡大することによって、百笑農房の「食べる宝石」有機オレンジチェリーに対する想いと美味しさをもっと多くの方々に知っていただき、より多くの方々の手に届けたいと思っているのです。
また、同時に、栽培を続けていくことによって私達の愛情をかけた栽培の経験値も上がり、より高品質な「食べる宝石」有機オレンジチェリーを中心に、「野菜を通じて私達にしかない笑顔・感動・驚き」を皆様にお届けいたします。
