果物を栽培するにあたって必要な事は、何よりも土壌づくりだと考えております。その土地の気候や土壌条件を考慮して、自然的に最も適した環境で果物を栽培する。適地適作です。
「適地適作」だからこそ出来る果物は、果物本来の美味しさをより引き出せる。そう考え、りんごなら粘土質、桃なら排水の良い土壌、さくらんぼなら作物障害のない土壌など、果物の性質に沿った土壌を探すことから始め、果物を育てております。
適した土壌を見つけたら、次は健全な樹を育てます。健全な樹を育てると健康な葉っぱが育ちます。果物は葉から多くの栄養を吸収します。その為健全な樹を作り健康な葉を育てるため、人間でいうサプリメントを与える手助けをしてあげるのです。太陽や水と言った自然の力にちょっとだけ人間の手でサプリメント(葉面散布)をしてあげる。しかし、ただ単に与えるだけではありません。50年近い経験から学んだ観察力と技術革新を兼ね備え、樹と対話しながら試行錯誤を繰り返し樹と向き合い育てております。
菱沼農園では、7月~10月までの約4ヶ月間、たくさんの品種の桃を栽培しております。7月は、夏のはじまりを告げる、小玉でも果肉が柔らかく、やさしい甘さが特徴です。8月は、真夏の太陽をたっぷり浴び実がつまり、風味よく、まろやかな口当たりが特徴です。9月は、甘さにコクも加わった秋風を感じさせる落ち着いた味わいが特徴です。10月の秋風が冷たく感じる頃に収穫となる桃は、大玉で柿に似たしっかりとした歯ごたえが特徴で、噛めば噛むほど深みを感じる味わいが特徴です。その時々の「旬」を迎えた、様々な味わいのおいしさをお届けいたします。
「おいしいを、よりおいしく」は農園のモットーに掲げている言葉であります。おいしいものは、人を幸せな気持ちにさせてくれる。おいしいものは、人に感動を与えらえる。ひとりでも多くのお客様に果物本来の味を堪能していただき、美味しさで感動をお届けしたい。その想いから多くのお客様にお届けできるよう品質に見合った価格で販売させていただいております。