伊吹島でしか食せなかった絶品イワシを届けます!
伊吹島の「カタクチイワシ漁(いりこ漁)」は漁獲から加工までを網元一貫生産で行います。漁獲後わずか30分で塩茹でされる鮮度管理は他に類を見ません。
いりこ加工に適さないのが「脂いわし」と言われる脂質を多く含むカタクチイワシです。乾燥に手間がかかるうえ品質劣化が早いため”いりこ”にしても値段が下がってしまいます。
これまで島では「脂いわし」は乾燥(煮干し製品化)させないで、自家用で食すか畑の肥料にまわすしか方法がありませんでした。
例年6月から9月の漁期に伊吹島を訪れると いりこ加工場(イリバ)で塩茹でされたばかりのカタクチイワシ(釜揚げ)を食することができ、知る人ぞ知る「幻の漁師料理」と称されてきました。
「釜揚げ」を食する場合「脂いわし」の方がおいしい!網元はイリバに急速凍結装置を新設し冷凍の製造技術を取入れ「脂いわし」を活用した「釜揚げいりこ」づくりに取り組みました。
近隣の地場産業である冷凍食品メーカーとタイアップし安定した品質で全国へ冷凍流通が可能となりました。
持続可能な漁業を目指します!
伊吹島のカタクチイワシ漁(パッチ網漁師)は15網元で組織されています。
① プランクトンが豊富な瀬戸内海の良好な生育環境で育ったカタクチイワシの漁獲
② 瀬戸内海ひうち灘の中央に位置し漁場が近く恵まれた環境
③ これまで培われた伊吹島特有の卓越した技術
で、伊吹島から出荷される「伊吹いりこ(煮干し)」は これまで特別な評価をいただいてきました。
しかし
① 生活環境に「煮干し」の商品形態がそぐわない
② カタクチイワシ漁獲量の減少
③ 漁業従事者の不足
などいろいろな問題を抱えています。
そこで関係者で協力し"伊吹島プロジェクト”を立ち上げ、島でしか口にすることのできなかった「釜揚げいりこ」を新商品として打ちだしました。
持続可能な漁業をめざして15網元の新たな挑戦がはじまります!
消費者と網元がつながる。。いつ?だれが?漁獲したのか
伊吹島のカタクチイワシ漁15網元は すべてが網元別に漁獲~塩茹でを一貫して生産しています。商品化される「釜揚げいりこ」は”いつ”“だれ”が獲ったものなのか、さかのぼることができます。
① いつ? 〇月〇日〇番目の網
通常5時30分~18時(8月以降6時~17時30分)の操業時間の中で多くて10網程の投網が行われます。
漁獲されたカタクチイワシは網毎に塩茹でし凍結されます。
② だれが? 網元の屋号
15網元は 一網元一統(一統:漁獲船2隻、魚群レーダー搭載1隻、運搬船1隻の計4隻で一船団を組んでいる)で漁が行われます。
網元の加工場(イリバ)は島の沿岸に配置されており、それぞれの桟橋に運搬船を接岸すると同時にフィッシュポンプでイリバに魚を搬入し自動化された蒸煮ラインを通って塩茹でされていきます。(漁獲よりわずか30分で完了)
15網元がほぼ同じ規模の船団、設備を保有しておりお互いが切磋琢磨して伊吹島クオリティを作り上げています。
瀬戸内海の漁場は他地域と隣接しており、お互いの決議と協調の中で水産資源の保護が進められています。15網元も鉄則の上に調和と結束が成り立っており、ゆるぎない規律ある漁業がおこなわれています。
15網元すべてが、高品質である裏付けです。