牛肉のA5、A4のように豚肉にも極上、上、中、並など格付けがあります。枝肉の重量やバランス、脂身の厚さや肉の締まりなどについて評価されます。
しかし、私たちは脂身がおいしい昔ながらの黒豚本来の味を引き出すため通常より1カ月長く飼育し、体は大きく脂身も厚く育てています。
規格には合わず、中か並の格付けにはなりますが、昔ながらの黒豚の魅力を引き出す飼育方法にこだわり生産しています。
携帯の電波も入りづらい山奥に農場はあります。周辺に他の畜産施設がないため防疫リスクが低く、ワクチンなどの投薬を極力減らすことができます。
また、農場の両側には小さな川が流れ湿度が高く保たれており、乾燥による呼吸器系の疾患に弱い豚には理想的な環境です。
私たちの育てる黒豚は鼻が短く、がっしりした体系の昔ながらの黒豚です。白身と呼ばれる上質な脂身と繊維の細かいしっとりとした触感の赤身が上品な甘味と深い旨味そしてさっぱりとしたあと味を生みます。
甘味成分のアミノ酸(トレオニン)、旨味成分のグルタミン酸が豊富で、脂身は融点が高いため口の中でべたつかないことがおいしさの秘密です。
日本には約500種類の銘柄豚(ブランド豚)があると言われています。たくさんの生産者が色々な特徴や個性を持った豚を生産しており、それぞれに良いところがあります。
その中からお客様にあった銘柄豚を探すのも色々な出会いがあり楽しいのではないでしょうか。
様々な豚に出会われるなかの1つに笹平種豚場の黒豚をお試しいただければ幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。