バランス技術を取り入れた新しい自然酪農
牧場内の様々な環境のバランスを改善する技術を20年前から取り入れました。牛たちは本来持っていた力を発揮できるようになり、免疫力や自然治癒力の高い牛になっています。抗生物質は予防的な使用も治療にも使用せず、ホルモン剤、ビタミン剤など一切使用していません。調子の悪い時があれば、牧場内に自生する薬草などで対処しています。(例外的に帝王切開など外科手術後には使用しますが、手術を要するケースは殆どなく、2020年度もゼロ件でした)
グラスフェッドミルク(牧草だけを食べて育った牛のミルク)
輸入飼料や、穀物飼料は与えていません。夏は放牧地の牧草を食べ、冬は農薬・化学肥料不使用で栽培した自家製の牧草を食べています。自家製の牧草が不足した場合は、やはり地元の農薬・化学肥料不使用の牧草を補充しています。(搾乳時は、牛の体調を整えるため、ごく少量の自然栽培の野菜や大豆をあげています。)
牛は本来草食動物であるので、体に無理がかからず、たっぷりと牧草を食べて健康に育っています。
自然環境への配慮
搾乳する時も乳製品を加工する時も、合成洗剤を使用せず、加熱処理や環境に配慮した微生物分解性洗浄液の採用などの方法で徹底した衛生管理を行っています。
ハエ駆除などの防虫剤、殺虫・殺菌剤を使用していません。
一年中、完全自然放牧・自然分娩
生まれた子牛は季節や状態を見て放牧をしています。
放牧後は、一年を通じて一日中、牧草地で伸び伸びと過ごしています。
お産は自然分娩です。